テレビで続いて欲しかったアニメの一つ - 魁!!男塾の感想

続いて欲しかったと今でも思うアニメ

もともと当初、テレビアニメでは、北斗の拳2の後に始まった番組でした。

それこそ、最初に始まった当初の題名「自由と青春?ここがウワサの男塾」というキャッチフレーズを桃が言うナレーションは非常に今でも覚えてます。（個人的にはDVD　BOXまで買ってしまいましたが」

もともと、ジャンプコミックでも圧倒的人気があり北斗の拳2の後に始まったのですが、結局、面白い部分は、テレビでは意外とカットされてる所が多かったのが残念極まりないです。

例えば、センクウと飛 影の試合なんて、もろカットでした。あそこは、冨樫とタッグを組んだ飛 影とセンクウとタッグを組んだ独眼鉄の名勝負がコミックでは行われていたのに、

ほぼアニメでは飛ばしでした。僕が、なぜここで心残りだったかというと、ここは、冨樫の兄貴の死が絡む大事な一戦。もちろん、大豪院邪鬼に続くなぜ、兄貴が死んだのかの真相が含まれた所でしたので。

変な話、その前の戦いなどは、この際どうでもよくてここのセンクウ戦はしっかりアニメで放映すべきだった気がします。それに、Jと卍丸戦はしっかりしてましたが、やはりここもこの前のアニメ、北斗の拳はかなり細かくアニメでは、コミックに忠実に描かれてたので、（所々、アニメの方が内容が濃い）

できれば、同じジャンプコミックで当時人気だった作品。同じ形式で放映して欲しかったのが本音です。

多分、この歳になって思いますが、DVD BOXを購入した人たちは、みんな同じ思いだった気がします。

アニメでも健在の名シーン＆衝撃的展開

やはり男塾で一番の名物と言えば、塾生の試練。

その中でも、誰でも覚えてる名シーンと言えば、冨樫が耐えた男塾名物油風呂ではないでしょうか。

油の中に塾生が浸かり、そこにロウソクを立て動けば火だるまになるという仕組み。

今までの、アニメであそこまで拷問に近い試練はなかったのではないでしょうか。

それに、個人的には衝撃だったのが、第六話目の「大相撲男塾場所 おちこぼれ椿山vs鬼横綱」

の回です。これは、本当に凄かったです。

もともと、心優しい椿山。そして、彼は、男塾には内緒で、小鳥をこっそり寮で飼っていたいた所、

2号生の生徒にバレてしまってその次の日に、椿山が飼っていた小鳥がなくなり。

理由がここでは不明。そして、男塾名物の大相撲が始まります。

そこで椿山が、出場するのですが、彼は、心がひ弱過ぎて、非常に弱い。しかし、とあることでブチ切れます。

それは、この椿山の相手の2号生の鬼横綱。

これは、アニメではかなり珍しい残酷すぎるシーンで、当時見ていた僕ですらトラウマになるレベルでした。（見てた人も多分衝撃だったのではないでしょうか？）

それは、椿山が飼っていた非常に可愛い小鳥。これを実は、前の日に鬼横綱は、お腹が空いて、フライドチキンにして食べてしまったという事実。（作中で、歯に鳥の骨が詰まってて自分で食べたと自白）

そこで、もともと心だけは弱いが力だけはかなり強い椿山が切れて鬼横綱を投げ飛ばすシーンは、圧巻でした。

多分、今のアニメだと絶対放映できないレベルの話だと思いますが、個人的には、非常に今でもトラウマで残ってるくらい僕は残酷だと感じました。（ペットからある日食材に変わるみたいな感じですかね）

男塾は、ちょいちょいこういうシーンがあるので、それでアニメはカットが多かったのかな？と個人的には解釈してますが、内容的には非常に面白かったし名シーンや名言や名物試練がある非常にワクワク感も次回予告で持てるアニメでしたので、続けてほしかったのが本音です。

大威震八連制覇で終わりなのはがっかり

コミックでは、この後天挑五輪大武會に続きます。藤堂兵衛編ですね。

せめて、ここまでは、アニメでやって欲しかったです。

ここでは、今まで主人公の桃もかすれるくらい、あの男塾塾長の江田島平八が大活躍し、なおかつその次元の違う強さが明らかになる話なので、見てる人としては、コミックで読みアニメで声優含め追いたかった部分です。

そもそも、この時代のアニメは、声優が非常に優秀で全て声とアニメがマッチし過ぎてるんです。

なので、今のアニメと違って進んで見たいと思える作品が多かったですしそう思ってる人は今の時代でも多いと思います。（その理由に、DVD BOXで過去の作品が再販されまくってます）

大威震八連制覇も濃くやるかと思いきや、エイケイのところも非常に雑でほぼ映像に写ってないレベルですし、エイケイもコミックでは、マスクをして後に毒手拳で蘇るので、アニメでは非常に登場シーンがほぼないに等しいですが、大事なキャラクターの一つだったので、そこも非常に残念だと感じました。

多分、北斗の拳をかなり細かくやり過ぎたせいで、男塾で視聴率が落ちたのが全34話（北斗の拳の三分の一）で終わった最大の理由なのかもしれません。

ただ、この当時のジャンプコミックは鉄板でしたので続けてれば北斗の拳並みに続いてたのではないか？と個人的には非常に勿体無いと思うアニメでした。