いじめられっ子が不思議な力に出会い、血みどろの戦いに巻き込まれていく - 魔法少女サイトの感想

いじめられっ子が不思議な力を得る

とある高校に通う普通の女の子が主人公。転入生としてやってきた主人公はその大人しい性格から,クラスでいじめられてしまう。彼女には東大を目指す兄がいるが,この兄が父親からの暴力からくるストレスを妹にぶつけ、暴力を振るっていた。いじめられっ子の妹はそれでも毎日たえていたが,ある日パソコンに魔法少女サイトと名乗るものがうつり,魔法の力を与えようと言われ,おもちゃのようにも見えるアイテムをもらう。しかしこのアイテムには不思議な力が宿っていた。

魔法少女と出会う

いつものごとくイジメを受け続ける主人公。とうとう男に弄ばれてしまうところまできてしまった。その時,カバンに入れていた魔法少女サイトからもらったピストルのようなアイテムを相手に向かって打つ。ハート型の煙に包まれた相手はどこかに消えてしまい,気づけば線路にワープしておりそのまま電車に轢かれる。  主人公の目からは血の涙。何が起こったかさっぱりわからないような状況を遠くから見つめる,同級生の女の子。「ようこそ,魔法少女へ。」とつぶやく。彼女は何者なのか。魔法少女とは何者なのか。ここから魔法少女の役割が明らかになっていき,様々なバトルが勃発する。

魔法少女の役割とは

主人公の不思議な力を目の当たりにしたいじめっ子達は,何者なのかを聞くために詰め寄る。しかし、本人もよく分からないまま,答えないでいると,カッターで切りつけられそうになる。切られるっと思った瞬間。いじめっ子の動きが止まっている。  その横には同級生の女の子。あの時,遠目から見ていた女の子がそこにいた。彼女も実は魔法少女サイトからアイテムをもらった魔法少女であった。時間をとめるというアイテムをもらっていたのだ。彼女は魔法少女の役割を知っていた。それは,テンペストという,人類滅亡計画を阻止すること。それを達成するには魔法少女に渡ったアイテムを集め,それを使い,負のエネルギーを献上するというもの。そうすれば,1人だけ助けられるという,何とも平和的な内容とはほど遠いものであった。どうやったとしても人類滅亡か,助かるのは1人だけなのである。これを防ぐためにどうすればいいのか。様々な魔法少女との出会い,戦い,別れを繰り返し,魔法少女サイトの本当の狙いを知るための戦いが始まっていく。誰が生き残るのか。魔法少女サイトとは一体何者なのか。全てがここから明らかになっていく。