今でも「ESCAPE」歌えます(笑) - FiVEの感想

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FiVE

4.004.00
映像
3.50
脚本
3.00
キャスト
4.50
音楽
5.00
演出
3.50
感想数
1
観た人
3

今でも「ESCAPE」歌えます(笑)

4.04.0
映像
3.5
脚本
3.0
キャスト
4.5
音楽
5.0
演出
3.5

目次

ワイルドセブンの少女版!?とにかくカッコよかった!

どうして人って、「昔ワルいことしてたんでしょ?」みたいな匂いに惹かれるの

でしょう。今でこそ、こういう雰囲気のドラマって「そういえば見かけなくなったなー」と思うのですが、ダークヒーロー的なもの、ワルいことして捕まっていた人たちが「今度はワルいやつを懲らしめる」的な構図って、すたれないのかもしれません。

 懲らしめる、という意味では「偉大なるマンネリ」の水戸黄門も連想されそうです

(わたしだけ?)。まだ若い彼女たちが、淀橋に引き取られて5人で力を合わせて敵を倒していく、というのは「チャーリーズ・エンジェル」のようでもある!?

もう20年も前のドラマですが、若い女子たちにそれぞれの「特技」があり、5人が力を

合わせて、リーダーの男の指示の元、事件を解決していくというのが「カッコよくて」

シビれました。毎週の放送が待ち遠しかった番組のひとつです。

ホントなら、悪いことしなさそうなイメージの女優たちの配役

勝手なイメージですが、ともさかりえに篠原ともえ、遠藤久美子に鈴木紗理奈、そして知念里奈。

失礼ながら鈴木紗理奈は、「やんちゃ時代」があってもおかしくなさそうなキャラクターに見えますが(あくまでもキャラクター、イメージです)、他の女優たちが「何らかの罪を犯して、服役していたのが脱獄を図る」という設定が、何より興味をそそられました。

 あれから20年ですから、彼女たちも恋愛や結婚、出産などでそれぞれの道を歩んでいるわけですが、

このドラマははたして、彼女たちにとって「代表作」になっているのでしょうか・・・。

ワイルドな生き方、ってなかなかできそうでできません。

ましてや、罪を犯して服役するなんて、基本的には「あってはいけない」ワケですよね。

もちろん、エンクミが演じたイヅミのように「罪をかぶって服役する」というように、それぞれに

「ワケ」があるワケなのですが。

 

「罪を犯すわけにはいかない」という意識が、わたしたちの中に自然と“刷り込まれている”から、

こうした前科者の「ワケありな人たち」が脱走して、第三者の助けを借りて、

「社会的には死んだことになっているけれど、実は生きてて難しいミッションを解決していく」という

ストーリーが、魅力的に映るのでしょうか・・・。

個人的には、この5人の「個性的な彼女たち」をまとめていく、謎の多い男=淀橋役の唐渡亮の存在感が大きく、この人からも目が離せませんでした。

ちょうど同じくらいか、もう少しあとだったかもしれませんが、唐渡さんが「NHKの朝のテレビ小説」にも役者として登場してきた時には、正直驚きました!!

個人的には、唐渡さんという役者を見たのは、この「FIVE」が初めてだったのと、モデル出身の長身に加え、黒い肌にワイルドなまなざしというのは、まさにこうした「わけあり女子たちをまとめる」ような影のある役にぴったりハマっているようで、朝の時間帯、ましてや「朝のテレビ小説」という番組とは縁がないのでは?(失礼!!)と、思ってしまうくらい「ワイルド中のワイルド」に見えました。

デビュー直後!?初々しすぎる深田恭子

 

加えて、このドラマが貴重なのは、「まだあどけない深田恭子」の姿を拝めるから、だと思います。

車椅子姿で、難病で心を閉ざしている少女、という役どころで、セリフは棒読みもいいところ(失礼!!)だった記憶がありますが、それがかえって「難病を抱えた気難しい少女」的な役を際立たせ、いろんな意味でインパクトを残しているのかもしれません。

そんな深キョンも、もう30代半ば。

可愛らしさはそのままに、サーフィンをしたり水着姿の写真集に、某化粧品メーカーのCMキャラクターと、今も第一線で活躍中。 ごくたまに、「深キョンも大人になったんだねぇ」と、親戚のおばちゃんのような心境になりそうです。

ドラマ自体は、回数を重ねるごとに収集がつかなくなってしまったのか、1回め、2回めと、はじめの方が面白かったと印象が強いですが、個人的には」最後まで見逃すことなく鑑賞した、夢中になった番組のひとつです。

 

最後に、主題歌のMOON CHILDの「ESCAPE」は、ホントかっこよかった!!

今でもイントロを聞くとつい、口ずさんでしまいます。ドラマ以上に、インパクトの濃い歌だったかも。

MOON CHILD自体は解散してしまったようですが、この曲は今でも大好きです。

 

もし、もしだけれど「FIVE その後の彼女たち」みたいに続編とか、リメイクで今の女優さんで

配役してまたこのドラマが放送されるようなことがあったら、つい見てしまうかもしれません(笑)。

ただ、当時の女優さんたちが、「大人になった当時の役」を承諾して出演するような感じには

ならないと思うし、「あの時だからできた役」なんだろうなぁ。

 

これから改めて、彼女たちがああいった「アウトロー」な役を、年月を経て今ふたたび演じる、

ってことは考えにくいですよね。一方で何だか、「のぞき見てみたい」気がします。

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