HAPPY★LESSON THE TVの色々な考察
目次
主要な女性キャラクターの名前に数字が入っている理由とは
主人公チトセが知り合うことになる女性達には、ある共通点があります。それは一文字むつきや十隠カンナのように、必ず漢数字が入っていることです。しかも、名前ではなく、全て名字の部分に入っているため、何か理由があると見てよさそうです。
理由としては、制作者側が設定を考えるのに手を抜いた、偶然そういう風になった、などが考えられます。ヒロインの設定を考えるのは意外と難しい作業なので、単純な仕組みを導入したというのは、あり得ることです。また、偶然そうなった可能性もありますが、ヒロイン達の名前を並べると、一から十まで揃うため違うと言えるでしょう。
名前をつける難しさについては、RPGゲームで、ヒロイン役の名前を入力させる場面を想像すると理解しやすいです。主人公と色々な冒険を繰り広げるその人物の名前は、適当に考えると、プレイする意欲を失くすきっかけになります。そのため、すぐには名前が頭に浮かばないはずです。
名前だけでなく、誕生日の月日もおかしなことになっています。一文字は1月1日、五箇条は5月5日とそれぞれ名前と数字が一緒です。これらの事情から、制作者側が意図的に行ったと判断できそうです。
誰がメインヒロインなのか
物語の最初の方では、チトセと接近していたのは、5人の先生達ではなく七転でした。ですが、次に一文字と仲良くなっていき、三世院と触れ合うなど、ヒロインが多数登場していきました。そして5人の先生達と共に、共同生活を送ることになります。
それ以降は先生をヒロイン役とした話も出ていたため、メインヒロインと言える存在は、特に見当たりません。女性が数多く出てくる物語なので、1人に絞るよりも複数をヒロインにした方が、物語を作りやすかったのかもしれません。
余談ですがOVAでは、チトセと一文字は急接近して仲が良くなり結婚をしています。ただ、こちらは最後の作品なので、後付け的な設定と判断していいです。
七転は何故チトセにきつく当たるのか
クラス委員長をしている七転は、普段だらしがないチトセの姿を見ると、不潔と言って注意する場面が多いです。真面目な性格の女性にはありがちな行動ですが、チトセのことになると夢中になってしまうのが面白い部分です。
七転はチトセを見ている時に、顔を赤くさせる場面もありました。誰かを好きになっている、そう判断できる光景なので、好きという気持ちの裏返しの可能性もありそうです。その好意に対して素直になれないのが、きつく当る原因と判断できそうです。
二ノ舞は一体何者なのか
言葉少なく表情は常に無表情で、教えているのは化学という設定です。この性格は、子供の頃に経験した家族を失った事故が原因と思われます。なので、両親がいないチトセに近づいたのは、同情という気持ちと言えるでしょう。また、アニメの中でも寂しそうにしているチトセに、励まそうとしている描写もあります。なので感情表現が苦手でありつつも、優しい性格の女性と見ていいです。
ところがアニメ版の2期に入ると、宇宙人という設定が追加されました。日本には勉強をする目的で来ており、星で定められた年齢になったら帰らなければいけない設定でした。以前の話はどこへいったのか、そう問いただしたい所です。
設定を変化した理由については、見る側に刺激を与えたかった、または驚かせたいと思ったなどが考えられます。仕様を勝手に変えるのはそれなりにリスクがあるため、行わない方が無難です。
三世院は一体何歳なのか
チトセの家に住み着いた5人の中では、最も人生経験が豊富と判断されていて、何かが起きた時はリーダー役をする機会が多いです。年齢は18歳で医学部のある大学に入ったと仮定すると、6年制なので資格を取得し、卒業した時には24歳になっているはずです。しかもその後に、大学病院で勤務していたので、少なくとも1年近く働いたと見ることができます。
そして霊が見えるのが悩みの種となり、大学病院を辞め保険医として、チトセが所属する高校で働き始めました。これらの事情から25歳から27歳の間が三世院の年齢と推測できます。4人の先生達の平均年齢は、22から24歳の間なので、三世院が頼られるのも納得ができます。
四天王がコスプレをすることになったきっかけ
アニメやゲームが大好きなのが要因のようですが、寂しがりやな性格でもあるので、それ以外にも何かがありそうです。それに一人称で自分の名前を使っているため、精神的な未熟さも垣間見えます。
アニメに出てこないので推測になりますが、自身の精神的な弱さをコスプレ衣装作りや、同人誌活動をすることでごまかしているように見えます。こうした活動をすることで、自身の弱さから目を背けているのかもしれません。ただ、チトセと出会ったことにより、自分らしさを構築できるようになったので、人間的な成長をしたのは確かです。
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