3年B組金八先生名作シーン
第7シリーズの一番のビッグトピックは麻薬・ドラッグ
小・中学生の視聴者が多い中で、こんなに大々的そして大胆に麻薬を取り上げるのはすごいことだと思う。ドラマの中で中心的人物になるHey!Say!JUMPの八乙女光くん演じる丸山しゅうくんの渾身の演技。実際にはあそこまで短期間で禁断症状的なものがでるのか少し疑問だったけれど、かなり印象に残るものになり、中学生高校生またはその保護者にもドラッグの危険を再認識させたシーンだったと思う。どの金八先生のシリーズでもいえることだけれど、教師がどんどん肩身が狭い立場になる現代で、よくここまでやったなぁと思うシーンがたくさんあり、見直すたびに時代の流れを感じることができる。
金八先生さえも食ってしまうほどのすばらしい演技、浜田岳さん
第5シリーズからドラマ「金八先生」の大ファンになり第6、第7、第8、もどって第4シリーズと見てきたが、濱田岳さんの演技がさまざまなシーンで一番心に残っている。はじめは、「ここまで腹が立つ生徒がいるのか!」というぐらい授業態度、言葉遣いすべてに毎回見ていてイライラしていた。しかし、だんだんに家庭のことや、実は友達思いなところ、強がって虚勢をはっているが本当は優しいところが見え隠れしているうちにおもしろいほど感情移入してしまった。ドラッグを使用して禁断症状がでてきている丸山しゅうとの最後の授業でも、「なんでドラッグなんかやったんだよ。」と泣きながら友達を責めるシーンは思い出してもうるうるしてしまう。そして金八先生毎度おなじみの卒業式の答辞のシーン。相変わらずのタメ口がもう視聴者をいらつかせることなく、すごく心にしみいってきた。
歴代で最悪な3年B組
ドラマの中で金八先生も言っていたと思うけれど、第7シリーズの3年B組が金八先生シリーズ史上、最低最悪だと思う。どのシリーズでもそれぞれ大きな問題があり、3年B組はいつもトラブルだらけだったけれど、教師への言葉遣い、授業態度などはくらべものにならないほど第7シリーズの3年B組は、学級全体が荒れている(もちろん徐々によくなっていくけれど)。あそこまで学級崩壊をしている中で、後任の金八先生が立てなおしていく姿は(ドラマとはわかっているけど)こちらも熱い思いにさせられる。どうしてももう1度観たくなってレンタルで借りてきたドラマを日本語が分からないアメリカ人の友人と観ていたら彼も隣でつられ泣きをしていて、言葉を超える金八先生ワールドにあらためておどろかされた。
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