はかないけれど、たくましい。 - フラジャイルの感想

主題歌「fragile」が毎回耳と心に残ります。

ドラマ一話一話のクライマックスには必ず長瀬さんの高音の歌声が響く（TOKIO「fragile」）のですが、これがまた心に響くのでさらなる涙をさそいます。曲とドラマの世界観がぴったりで、切なくも、力強いドラマだと思います。自分は医療従事者ではなくまったく違う職種だけど、岸京一郎のように高いプロの意識を持ち続けて自分の職務と向き合おうと思わせてくれるドラマでした。ちなみにもちろんCDは購入しました。

命、シリアス、推理、たまにコメディーと盛りだくさんだけどバランスがいい。

医療現場のドラマというのもあり、「生きること」「プロとして信念をもって仕事をすること」をテーマに感動して涙する回が多いです。推理もしながら見てしまうので、ドラマの中で探偵のように患者の様子、さまざまな原因を探す１シーン１シーンが目が離せず本当におもしろかったです。そこにたまにある武井咲さん演じる宮崎智尋のがむしゃらにがんばるかわいらしさ、長瀬智也さん演じる岸京一郎とのからみが絶妙におもしろくてホッとします。あんな上司がいたら毎日むかついてしょうがないだろうなぁとは思うけど、敵を作ってもまったく芯がぶれずにプロ意識高く働く姿を見たら「一生ついていきたい！この人から学びたいことがたくさんある！」と考えると思います。分かりづらいけど後輩を育てようという愛情がたまに見え隠れするのもいい。

キャストが豪華、そして毎回の患者さんも豪華

登場人物は、ひとりひとりが奥深いキャラクターをもった豪華な俳優ばかり。元SKE４８の松井玲奈さんは以前他の作品で見た時から、演技力が何気にすごい！と感じていたので、フラジャイルでもけっこうな重要な役をしていて見ていておもしろかったです。ひとつよくわからなかったというか混乱してしまったのは、北大路欣也さんの役。たぶん別の医療関係のドラマのキャラクターとかなり重なってしまったのもあり、最後までなんともよくわからない感じだった。あまりにすばらしい役者さんだったからだと思います。小雪さんもクールな上司役でかっこよくキレイだったけど毎回髪質と髪のボリュームがどうしても気になってしまいました。毎回変わる中心人物になる患者さんもそれぞれドラマがあり、感情移入がすぐできてお話が入りやすかった。特に小出恵介さんや関ジャニ∞の安田章大の回は大好きな俳優さん、アイドルだったので号泣したのを覚えています。