懐かしの不良物語
昭和の時代の不良
平成の不良では感じられない、カッコよさと面白さを合わせた昭和ならではの不良を感じました。
学校の屋上でタバコを吸ってサボるシーンは昭和ならではのことで、平成では出来ないシーンじゃないかと思い、とてもカッコイイと感じました。
また同じシーンで不良女子たちが現れますが、今では考えられないような服装やメイク、しゃべり方で、またヒロシやトオルのあしらい方も雑で「ありえない」と思い時代を感じる面白いシーンでした。
やりすぎ喧嘩シーン
学生同士で殴り合いをするところは、学生の喧嘩シーンとしてよくあるシーンだと思いました。
しかし、その喧嘩も度が過ぎるシーンがありビックリしました。
例えば、肉を吊るしてある倉庫でのシーンです。
城東工業の藤本など7人がかりでトオルにリンチを加え、さらには肉を叩くハンマー?のようなもので脅すシーン。
とても学生とは思えないえげつなさに驚きました。
他にも、今度はヒロシが城東工業にリンチに遭うシーンですが、大勢で取り囲んだり大きな機械を作動させてみたりなど、とても学生とは思えないえげつないリンチの方法だと思いました。
城東工業の藤本に関しては、工場で刃物のついた機械を作動させるなど、ヒロシやトオルたちに恨みがあるにせよ同学年の、しかも学生に対してしないだろうリンチシーンに驚きました。
こういう大掛かりなシーンが出来るのも、昭和ならではかなと思いました。
学校の話なので、恋愛もあり
ビーバップと言えば、喧嘩というイメージがありましたが、恋模様もいくつかありました。
ヒロシやトオルの今日子への愛情は分かりやすく、今日子が帰ってきた時の出会いシーンでのテンションの高さや教室で今日子が教壇で話すシーンなど、みててホッコリしました。
他にも、マンモスお妙にヒロシやトオルが自分たちの舎弟の均太郎を紹介し、お妙が惚れてしまったり、立花商業のキクリンこと菊永が柔道大会の会場で順子に一目惚れするなど見どころがありました。
特に菊永が順子からキクリンと呼ばれて照れるシーンは、大好きなシーンです。
脇役で発見
何分かのシーンしか出演していないけど、有名な俳優さんがいました。
浅野ゆう子さんや成田三樹夫さんです。
浅野さんは、トオルやヒロシと夜の街を歩くシーンなどホントに数分間の出演でした。
城東高校の藤本輝夫の父親役で、こちらも数分間の出演の成田三樹夫さんなど、出演してたんだなぁ~と意外に思う人物がいて発見でした。
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