シルミドは男の物語だ!
どの経緯で684部隊に?
684部隊について調べてみると極悪人などで国が作った舞台ではない事がわかるのだが、映画としては面白い切り口。単純に死刑の人に対し厳しい訓練をしても、怪我しようが死んでも?構わないしその中で生残ったつわものはすごい!!と感じました。訓練を積み重ねる姿で、もう無敵じゃん並みの人間が完成していくところに注目ですね。当時部活をしていた私ですが先輩に言われました。「シルミドの訓練とどっちがきついかな?」バカヤロー。向こうは死ぬ気?いや死んでも構わない訓練してるんですよ!!って言ってしまいました。
北朝鮮に攻められた時と同じ人数で復讐を考える国のプライド。。。。
本作品では北朝鮮に責められる(暗殺)を企てられ、復讐として同じ人数の工作員を作るのだが、国としてのプライドが邪魔して?同じ人数って笑 って感覚で見てしまいました。もっと大人数でもよかったし、逆に少ないほうが作戦を実行しやすいのかなんて考えたりしましたが。国というものは、何を考えているのかわからないがそれが美学なのか何なのかも最後まで見るとよくわからなくなってきます。
厳しい指導兵との信頼関係が生まれるが、それでも殺さないといけない複雑な心境。
殺されかける訓練をさせる指導兵との間に、厳しい訓練、そして男同士しかわからない心境が見てて楽しい。しかし、、国から684部隊の暗殺を命じられる指導兵、それに気が付く訓練兵。私の中では、なかなか盛り上がり胸が熱くなる場面でもあります。訓練兵は信頼関係よりも、北への復讐をするために指導兵を暗殺。。ここまでの訓練兵を育てた指導兵にいう事はありません。男同士のつながりは深いものです。
だめなら自決せよの精神。
あの最期のバスのシーンはいいですよね。この一言ですべてを伝えたいくらいですが、ここまで頑張ってきたけど、そろそろ限界になるとなんだか切ないシーンが。。一人ひとり思い入れがあるのも悪くないし俺らは俺らだぜってものいいですね。名前も戸籍もないような極悪人(死刑囚)が団結して戦う姿が複雑な思いになりました。国のためなのか誰のためなのかわからない心境の中で、、手榴弾をポイ!なぜかわからないが見ながらうん。とうなずいてしまいました。ここで何がメインのストーリーなのかなと考えたが、ただ復讐失敗の話ではまとめられない物語だと思います。友情、家族への思い、愛国心などをまとめて観ると少し視点が変わってきました。
- あなたも感想を書いてみませんか?
- レビューンは、作品についての理解を深めることをコンセプトとしたレビューサイトです。
コンテンツをもっと楽しむための考察レビューを書けるレビュアーを大歓迎しています。 - 会員登録して感想を書く(無料)