若者にみせたいドラマ
社会に悩み苦しむ若者のためになる
メインの登場人物である狭山恭一(伊藤英明)、川村友也(坂口憲二)、木崎タケシ(オダギリジョー)、沢村美冬 (小雪)、宮部聡美 (田畑智子)、井田有里 (小西真奈美)、長谷川健太 (山崎樹範)は同じ大学の天体観測サークル(実際はただの飲みサークルで本当に天体観測をしたのは1回だけ)に入部。そして大学生活を最高に楽しんでからの卒業後が物語の始まりです。
7人とも社会という厳しさ理不尽さや、現実を目の当たりにし、悩む日々を送っています。ストーリーは若干の非現実的な部分はありますが、7人ともに違ったストーリーがあり、メインターゲットの視聴者である、20代の若者が自分自身のことを考えさせられるドラマです。
狭山恭一(伊藤英明)はみんながあこがれる経営コンサルタント会社に入社し、日本経済を支えてやるんだという強い夢をもっていたが、社会の現実はそんなに甘くなく、人がついてきれくれないで苦しみます。
川村友也(坂口憲二)は自分のイラストを評価してくれる人がいたが、所詮は商業目的。
作品よりも友也の甘い顔や、経歴詐称までして売ろうとされ悩みます。
木崎タケシ(オダギリジョー)は金持ちになりたいという野望をもっていて、ある仕事を紹介されたが、それは出会い系サイトの運営で人をだますようなことをして儲け悩みます。
沢村美冬 (小雪)は教師を目指すも学生とぶつかり合い、宮部聡美 (田畑智子)は誰よりも先に結婚してうらやましがられるが、実際の夫婦生活は冷めていて、姑問題にも悩まされます。井田有里 (小西真奈美)は交際相手のタケシとの交際が上手くいかず、ひどいことをされるがそんなときに妊娠発覚。長谷川健太 (山崎樹範)は実家の魚屋を継ぎ、恥ずかしいと思える仕事をしながら、自分を偽って出会い系サイトをしてしまう。
みんなそれぞれ違った形で悩み生活を送っています。そんななかでも仲間とときどき会い、お互いが支え合っています。
そして、このドラマをみて、社会の壁にぶつかりながらも「わたしもがんばろう」とか「夢の大切さ」とか「仲間のすばらしさ」を考えさせてくれますよね。
名言集
天体観測の名言はわたしの中でいくつかあります。1つ目は「胸を張って生きる」です。このキーワードはよくでてきます。そしてこのドラマをみて「自分も胸を張って生きられるようになりたい」なんて思い、がんばることができました。木崎タケシ(オダギリジョー)は出会い系サイトの運営で人を騙すような仕事をするのではなく、大金を捨ててでも、もっと自分の力で健全なビジネスでこれからがんばろうと決意するのです。
川村友也(坂口憲二)は自分を詐称してまでして、自分のイラストで成功しようとするのですが、最後は考えが変わり、もう一度一からやり直すことに。嘘をついたままずっと生きていくと、自分で自分に胸を張って生きることができないと思うからやり直すのです。
自分自身に胸を張れるような生き方をしたい。そうすることで自分自身も幸せになるし、社会や周りの人にいい影響だって及ぼすことがきっとできると思うんです。天体観測をみてそう思いました。
あともう一つは少し目の付け所が以外に思えるかもしれませんが、木崎タケシ(オダギリジョー)の「誰かとつながりたいって思うから出会う」ということです。これは自身が運営する出会い系サイトのことについての発言です。
出会い系サイトってもちろん援助交際に使われたり、トラブルだってあります。でもそれは、バイトで知り合う人であっても、知人の紹介で知り合う人であってもありえます。ただマスコミは出会い系サイト経由でのトラブルだけ報道します。
出会い系サイトって健全に使う人だっています。誰かとつながりたい、純粋に交際がしたいと思うけど、出会う手段が不器用なためにないから、出会い系サイトというツールを使って出会う。ただそれだけのことと考えたときに出会い系サイトって人を幸せにするいいツールだなと思えます。
出会い系サイトを使う女性の有坂七重(長谷川京子)は対人恐怖症で、友達がいなく、引きこもっていたが、出会い系サイトを通じて天体観測サークルのみんなと知り合い、人とつながることができたのです。ちなみにこの若かりし長谷川京子はかわいすぎるし、こんなかわいい人出会い系サイトにいないだろとは思えます。
豪華な俳優陣
このドラマの特徴はなんといっても豪華な男性俳優陣です。伊藤英明、坂口憲二、オダギリジョーって全員、体型も最高、顔も最高です。
その中でもドラマの役柄も含めわたしは木崎タケシ(オダギリジョー)が一番好きで、共感してくれる人も多いと思います。
ドラマでは実家の会社は倒産し、大学中退、出会い系サイトで大金を得るがストレスのたまる日々で犯罪にも巻き込まれ自分は加害者にさせられます。そしてこれからまっとうに生きるために自ら警察署に出頭するが、途中、恨まれている人に刺され死んでしまいます。
そんなアウトローでつらい人生をおくりながらも、まっとうに生きようとする姿に愛情を持ってしまいます。そしてドラマの中でのオダギリジョーのいろんな衣装はどれも奇抜ながらもオダギリジョーだからこそ着こなすことができています。
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