戻ってきた! - ナルニア国物語/第2章:カスピアン王子の角笛の感想

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戻ってきた!

5.05.0
映像
5.0
脚本
5.0
キャスト
5.0
音楽
5.0
演出
5.0

目次

またあの兄弟たちが帰ってきた!

やっぱりあの兄弟たちは戻ってくるものなんですね。そうだろうとは思ってたんですよ。戻ってこないわけないですもん。きっとまたナルニアに戻ると思ってました!私はそれを信じてました。だってそうじゃないとナルニア国が心配でしょうがなかったですからね。でもナルニアから戻ってくるときには時間進んでなかったのに逆にナルニアに行くとものすごい時間経っているっていうのはすごいですよね。それにしても1300年って・・・(笑)時間進みすぎてませんかって話ですよね。それしてもそれだけ時間経つと住んでいる人たちも変わってくるんですね。まさか動物じゃなくなるなんて思ってもみませんでした。やっぱりどの世界でも人類が強くなっちゃうんですね。そう考えると人類の強さ尋常じゃないなと思いますね。でも私的にはいつまでも動物たちが仲良く暮らしているナルニア国であってほしかったですね。動物たちが肩身狭い思いしているなんてかわいそうですよね・・・。でもペベンシー兄弟が帰ってきたことでホッとしましたよね。ただ、ナルニアの変わりようは兄弟同様、私も驚いちゃいましたよ。こんなにも変わってしまったら自分たちがあの時帰らなければよかったのに・・・っていう後悔も生まれるっていうもんですよ。戻ったことによってこんなに変わってしまうなんて誰も思いもしませんからね。それにそんなに時間が経っているとも思いませんしね。せめてもちょっと経っているかなくらいにしか思わないですよ。

カスピアン王子が何とも情けない

何ていうかこんなに情けない王子様っているんですね。自分の意志が弱いっていうか他力本願的なところがあるのがちょっとどうかなと思いましたね。っていうか角笛ってスーザンがサンタクロースからもらった武器でしたよね。それが1300年経った今でも残っているってすごいですよね。そしてそのおかげでルーシーたちが呼び戻されたんですね。それなら動物たちがもっと早い段階でその角笛吹けばよかったのにと思っちゃいました。そうすればテルマール人たちに侵略されるなんてこともなかっただろうに・・・。そう考えるとカスピアン王子のおかげっちゃおかげなのかもしれないですけどね?っていうかもとはと言えば王子がもっとしゃきっとしてくれればミラースに統治権を取られることもなかったのに。もうなんにせよ、物語冒頭の王子の情けなさがもうずっとイライラしてましたね。こんな王子がいたらよくある王子様像が見事なまでに砕かれちゃいますもん。王子様って言ったらかっこよくて何でもできるイメージですからね。こんななよなよした人を王子様と呼んでいいんでしょうかって思っちゃいましたよ。それにこれからどうやってミラースからナルニアを取り戻すかっていうときだってピーターは攻めるべきだっていうのに対して王子は防戦しようって守りを重視してましたからね。こういう時に引いちゃうのがダメなんですよね。もっと果敢に行かないとダメだっていうのに防戦一方じゃいつまでたっても勝てないに決まってるじゃないですかね。

やっぱりアスランがキーだった

前回の話でも思ったんですけど、キーマンになるのはアスランなんですね。そして彼を見つけ出すのもルーシーなんですね。やっぱりこの2人は何かあると思うんですよ!ルーシーだったら見つけられるっていうのもきっと2人が特別な絆か何かがあるんでしょうね。そうじゃなければ見つけることなんてできないですしね。ピーター達もルーシーならアスランを探し出してくれるっていう確信があったんでしょうね。現に見つけ出しちゃいましたしね。そしてアスランが出てからの展開がもう流れるように進んでいきましたね。やっぱりアスラン王は強かった!どれだけ時間が経っても彼の力は衰えるっていうことを知らないんですね。カスピアン王子もナルニアの王になってから少しは男らしくなりましたね。なんていうかペベンシー兄弟やナルニアの動物たちとの関わりで少しは王族らしく成長できたんですね。というかアスランもよくずっと何もせずにいましたよね。あれだけナルニアが変わってしまう前に何かできたはずなのに。それか機会をずっとうかがっていたんですかね?ペベンシー兄弟が戻ってくることが分かっていたんですかね。だからこそその時まで力を蓄えていたっていうのもあるのかもしれませんね。だからルーシーが見つけた時にあれだけの力が使えたのかもしれませんね。やっぱりいくらアスラン王でも時間が経つにつれて力が落ちちゃうものなんでしょう。だから1300年もずっと何もせずにいたんでしょうね。それにどっちかの種族だけが生き残るんじゃなくてテルマール人たちを移住させるっていうのが優しいなと思いますね。というか彼らは海賊だったんですね。そう考えると戦闘能力が高いのも納得できますね。でも海賊って海にいるのが強いっていうイメージだったんですけど、陸でも結構強いんですね。ちょっとびっくりしちゃいました。

スーザンの恋心が切ない・・・

スーザンの恋愛模様は切ないですよね。王子のことが好きなのにそれを伝えることないまま帰っちゃうなんて切ないですよね。せめて伝えてから帰ればよかったのに・・・それか帰らずにそのままナルニアに留まればよかったのにとも思っちゃいましたね。っていうか、やっぱりこういう話って大人になるとダメなんですね。子どものうちじゃないとできないんですね。でも王子もきっとスーザンのことを意識していたと思うんですよね。ただ、ナルニアを元の姿にするためにっていうことを優先してたからそれどころじゃなかったんでしょうね。それにしたってせめてもう少しいい雰囲気になってもよかったと思いますよ。だって2人とも両想いだったと思うんですよ。年が近いっていうのもあったんでしょうけどね。でも王子はちょっとそういうのに鈍そうな感じでしたね。なんていうか恋とかよりも王としてしっかりしなくてはと思ったんでしょうね。だからこそスーザンの想いにも気づかなかったんだと思います。でも四人そろって戻る必要あったんでしょうか。誰か残るでもよかったと思うんですけど。でもそしたらそのいなくなった兄弟はどうしたんだっていう問題も起きてくるからっていうことも考えてのことだったんでしょうね。でもちょっと切なかったですね。ピーターはともかくとして(笑)スーザンだけでもなんとかならなかったのかって思っちゃいました。アスランでもどうにもできないことだったんでしょうね。なんかまるでピーターパンを見ているかのような気持ちになりました。ストーリー的には似たものがあるんですよね。なんかどこかで聞いたことあるような話だと思ったらピーターパンとウエンディみたいな2人でしたね。こんなデジャブすることあるんですね。やっぱりこういう物語って悲しいラブストーリーみたいな感じになるんですね。でもせめてどうにか発展させてから終わってほしかったなーっていうのが私のちょっとした希望でした。それが叶わなかったのが残念でした。結局この四人はナルニアを救うためだけに呼ばれるっていう運命にあったんですね。というか優しい兄弟たちですよね。自分たちで何か成し遂げようとするなんて普通の子どもじゃそんなこと思わないですからね。そう考えると選ばれるべくして選ばれた兄弟なんだっていう風に思いましたね。

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