爽やかな恋愛ドラマ
だめんず松潤もいい
私の中での松潤はどうも花より男子の道明寺のイメージがどうにも強かったので、落ちこぼれの役なんて想像できなかったんですよ(笑)ましてや二世俳優なのにバラエティでタレント扱いを受けているなんて予想もしてませんでした。でもだめんずやってても似合っちゃうのがアイドルの強みっていうんですかね。でもちょっと考え方が理屈っぽいというか頭が固いというか。自分が周りからどう見られているのか気にしまくりっていうのがちょっと男らしくないなと思いましたね。でも俳優っていう仕事に関しての情熱は誰よりも持っているっていうそこだけでも筋が通っているのはいいと思いましたね。それにだめんずっぷりが逆に好感が持てたというか、宝の持ち腐れってこういうことを言うんだろうなーって思ってみてました。それにどっちかというと草食系というかなよなよしている感じが何とも言えませんでしたね。特に恋に関してがすごい慎重というか、相手のことを気にしすぎだろってくらい気にする優しさを持っている今どき男子って感じでしたね。でもそんな大雅でもすごいなと思ったのは一目惚れとは言え子供のいる女性に本気で恋をしたっていうところですかね。ましてや歳の差だってあるし、海ちゃんもそれなりに大きいですからね。父親になるって相当な覚悟が必要だったと思います。でも見ている感じだと大雅にはそんなの障害でも何でもないって感じでしたね。元々真面目な性格だから真剣に考えて二人に何をしたらいいのかとか物凄くいっぱい考えてたんだと思いますよ。それにだめんずとは言いつつも家のことは大抵できちゃってましたからね。一人暮らしとかしても何の問題もなかったと思うんですけど、それでも実家を出なかったのは出るだけのお金がなかったっていうのもあるだろうけど、きっとお母さんのことが心配だったんでしょう。何せのほほんとしてて家のこともそうそうできない人ですからね(笑)
詩織さんみたいなお母さんがほしい!
こんなに元気いっぱいで明るいお母さんなら毎日楽しかっただろうなーって思いましたね。シングルマザーで大変だろうにそんなことを微塵も感じさせない明るさがほんと羨ましいなと思いました。でも心のどこかで誰かに助けを求めていたんじゃないでしょうか。出張先で旦那さんが亡くなって、そのショックからまだ立ち直れていないような気がしてなりませんでした。むしろ詩織さん自身気にしないように必死だったというか、それでもまだ勇樹さんのことを忘れられないっていうのがちょっと切なかったです。そりゃそうですよね。何せなんの前触れもなく突然この世からいなくなってしまったんですから。そのショックの大きさと言ったら計り知れないものがありますよ。でも海ちゃんがいるから頑張ってこれたんでしょうね。それと航太郎さんの存在も彼女にとっては救いだったと思います。海ちゃんの名付け親ですからね。失意のどん底にいた詩織さんの心の支えにもなっていたんじゃないでしょうか。今大人になって自分も子どもを持てる年齢になったからこそ思えるんですが、シングルマザーってほんと大変だと思うんですよ。もし自分が同じ立場だったらきっと詩織さんみたいに前向きにははれないんじゃないかなって思います。だから詩織さんはすごいなって純粋に尊敬しちゃいましたね。
まさに純愛
大雅も詩織さんも純粋だなーと思いましたね。打算とか計算とかないし、ましてや見返りなんて全く求めないでただ純粋に恋をしていたんだなっていうのが伝わって来てすごくよかったです。
特に大雅にいたっては一目惚れですからね。売れていないとはいえ、ルックスだって悪くなかったから女の人になんて困らないはずなのにそんな大雅が一目惚れしたんですから。しかも彼女や事務所の人たちと関わる中でものすごく成長してましたからね。詩織さんも最初は大雅のことをちょっと迷惑だなって感じに思ってたはずなのに段々彼のいいところをたくさん見て考えが変わっていきましたね。でも亡くなった旦那さんのこともあったから大雅に惹かれていく自分を隠そうとしているのがまた切ないなと思いましたね。だから義弟の春樹さんの後押しには胸を打たれましたね。いつまでも旦那さんのことを想って再婚とか考えないでいる詩織さんに勇樹さんの分まで幸せになってほしいと思ったんでしょうね。いつまでも過去に縛られないでほしいっていう思いがすごく伝わってきました。詩織さんもその言葉でやっと吹っ切れたんだと思います。お互い遠回りしたりすれ違ったりしてたけど、その分お互いの存在の大きさを感じていたと思うんです。それに最後に三人で海に行ったときに大雅が詩織さんのことを呼び捨てで呼んだところには不覚にもキュンときちゃいました。
後半の15分が感動
何といっても大雅がやっと台詞のある役をもらっていよいよ舞台本番っていうところのくだりが一番好きですね。舞台袖で桜から教えてもらったおまじないを素直にやる大雅がすごくかわいいなと思いましたね。こういうふとしたところでキュンキュンさせてくるのはずるいなと思いますよ(笑)そして終わったあとのスタンディングオベーションの時に航太郎さんがいた時には大雅も嬉しかったと思います。自分が活躍するところを見せられずに逝ってしまった航太郎さんが自分が出ている舞台を見て拍手をしてくれているんですもん。嬉しくないわけないですよね。たとえそれが幻だったとしても大雅にとってこれ以上嬉しいことはないと思います。もちろん詩織さんに褒めてもらったことも嬉しいとは思いますけどね。何より海ちゃんが自分のことを認めてくれたのも大雅にとっては思ってもみないことだったと思います。海ちゃんもお母さんがお父さんのことを忘れちゃいそうで怖かったんですね。だから大雅のことは嫌いじゃないけど、自分の父親になるって言ったことがショックだったんでしょう。でも詩織さんの言葉を聞いて海ちゃんちょっと大人になったんですね。小学六年生ですもん。それなりに自立もしてきてますからね。自分の意思をしっかりと持った上で大雅と詩織さんのことを認めたんですね。でもきっと大雅はいい父親になると思いますよ。それこそ親ばかになるんじゃないかってくらいにね(笑)
相当過保護な父親になりそうな気がします。そして詩織さんにベタ惚れだから浮気の心配とかもないでしょうしね。きっと三人で、もしかしたらこれから家族だって増えるかもしれませんしね。そうなったらもっとにぎやかで素敵な家庭になるんだろうなって思います。お兄ちゃんも早くいい人みつけて結婚してほしいですね。何せほとんど何もしないまま失恋しちゃったようなものですからね。私の中でお兄ちゃんもなかなか嫌いじゃなかったので、幸せになってほしいですね。見た目からは想像もできない妄想癖があるっていうギャップが何とも言えませんでしたからね。こういうキャラがいると心が和むというかちょっとクスッときちゃうのがくせになっちゃってしょうがないんですよね。それにお母さんとのやり取りもなかなか面白かったですしね(笑)佳奈先生と早く結婚でもしてくれればいいんですけどねー。佳奈先生も好意を持っている感じでしたし、それなりにいい雰囲気が出ていたような気がしますからね。桜と譲もきっとくっつくでしょうね。大雅に失恋した桜の心を譲が埋めてくれると思います。
- あなたも感想を書いてみませんか?
- レビューンは、作品についての理解を深めることをコンセプトとしたレビューサイトです。
コンテンツをもっと楽しむための考察レビューを書けるレビュアーを大歓迎しています。 - 会員登録して感想を書く(無料)