感動しまくりの作品 - ワンピース エピソードオブチョッパー・冬に咲く、奇跡の桜-ONE PIECE THE MOVIEの感想

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感動しまくりの作品

5.05.0
映像
5.0
脚本
5.0
キャスト
5.0
音楽
5.0
演出
5.0

目次

新しい雰囲気

普通にアニメでやっていた時は確かビビとカルーが仲間だったはずなんですけど、この映画ではロビンとフランキーが仲間になってましたね。なんていうか時間軸が違う形になっていていわゆるパラレルワールド的な?船もメリー号じゃなくてサニー号になってましたし。なんかこれはこれで新しい感じがして新鮮な気持ちで見れましたね。原作とは違うもう一つのストーリーとしてみることができるので、また一味違ったワンピースを楽しむことができた気がします。それにアニメには出てこなかったキャラクタ―も出てきたし、ストーリーも私の中ではだいぶ変わっていたような気がします。根本的なあの感動の場面とかはそのままなんですけど、やっぱりいなかったキャラクターを入れた分ちょっと話を変えなきゃいけないのはしょうがないんですよね。でも私はこれはこれでありでしたね。というかこれが原作でやっていても何の違和感もなく見れていたと思います(笑)なんといってもフランキーはこの映画で初めて出てきましたからね。まさかここから仲間フラグを立ててくるとはさすがに思いもよりませんでした。ワンピース作品にはこういうところもあるから毎回楽しみなんですよね。まさかワポルにお兄ちゃんがいた設定にしちゃうなんて想像もしてませんでしたよ。しかもみのもんたさんが声をやるってなかなか思い切ったことするなって思いましたね。そしてこれがまたみのさんがうまいときたもんですもん。ムッシュールのキャラにも合ってるので違和感なく見れましたね。

チョッパーがとにかくかわいい

ワンピースの中でチョッパーって癒しの役割を果たしてくれる重要なキャラだと思うんですよね。もうあの可愛さはほんとあざといと思います。でも最初に出会った時のチョッパーはまだトゲトゲしているというか、警戒心丸出しで怯えている感じで今のチョッパーとはかけ離れていたんだなっていうのをみて改めて再確認しましたね。そういえば最初の頃ってこんな感じだったな―なんてぼんやり思いながら作品を見てました(笑)なんせチョッパーが仲間になったのってわりと前というか、仲間になるあのシーンは強烈に残ってるんですけど、それ以外がちょっとおぼろげになっていたので、ストーリーは違えどこんな話だったなって思い出しながら見てましたね。あのピンクの帽子をかぶっていたころのチョッパーがほんと懐かしかったですね。今も今で可愛いですけど、やっぱり最初の頃の方が私は好きですね。

あの帽子がトレードマークみたいなものでしたからね。

感動のシーンは何度見てもいい

ルフィが旗をもってチョッパーを仲間に迎え入れるあのシーンはもう何度見ても感動ですね。何度も見ているから展開が読めていても泣けちゃうっていうのはほんとにいいシーンだからこそなんですよねー。なんせあの桜のシーンがほんとに好きなんですよ。いいタイミングで桜が舞ってくれるのでそこがまたいいんですよ。しかもそのあとチョッパーがくれはさんに別れを告げる時に画面が暗くなって言った「行っておいで・・・バカ息子」がもうほんとに自分の子どもを送り出す母親みたいな感じがして切なくなりましたね。アニメの時も感動はしましたけど、映画の演出には勝てませんね。もう映画の方が数倍ぐっときましたね。くれはさんもなんだかんだ言ってチョッパーのことが可愛くてしょうがなかったんでしょうね。素直に表には出さないけどその分心の中に秘めている想いは誰よりも強いんだと思います。ヒルルクとも犬猿の仲みたいになってましたけどそこまで仲が悪かったというよりもお互いにいい刺激をしあっていたんじゃないでしょうか。というか二人ともお互いのことを認めていたし、多分想いあっていたんじゃないかななんてほんのり思ったりしたんですよね。単なる同僚って感じじゃなくてそれ以上の気持ちがお互いに合ったんじゃないかと思うんです。だからなおのことヒルルクが死んだあとのチョッパーのことを気にかけていたんだと思います。ヒルルクがチョッパーのことを息子のように大切にしていたのを知っていたからくれはさんもその気持ちを汲み取ってくれたんじゃないかなと思います。

戦闘シーンがすごい

ワンピースの映画で一番のみどころといったらもちろん言わずもがな戦闘シーンだと思います。毎回戦闘の演出はどんどんド派手になっていっている気がします。今回もルフィがすごい活躍していて映画の中でギアを使えるようになっているから戦闘の幅も広がってますしね。ただ、ムッシュールが登場したことによって他に元々出ていたキャラクターの活躍が減ってしまったのはちょっと残念感がありましたね。ワポルなんてほんとちょこっとくらいしか出てこなかったんじゃないかっていう印象を受けましたね。まぁ、オリジナルキャラクターの登場ってなるとそれがしょうがない宿命なのかもしれないですね。別に好きでも何でもないので、登場数とかいうほどそこまで気にはしてなかったんですけどね(笑)

ただワポルもチェスもクロマーリモも悪いキャラではないので、もう少し出てもよかったかなとは思います。なんせあのおバカキャラたちもなかなか憎めないとこありますからね。あの三人がそろうとちょっとした三馬鹿トリオって感じでお笑い的な感じがしてそれもそれで面白みがあったので物足りなさがあるとすればそれくらいですかね。あとはもう基本チョッパーの回は感動がメインなのでそこで全部持っていかれちゃいますからね。でも原作やアニメよりもバトルシーンが少なかったかなっていう印象は受けましたね。でもこれくらいがちょうどいいのかもしれませんね。この回はそこに重きを置いているわけじゃないのでいいんだと思います。演出は派手にはなっていましたけど、バランス的にはあれがちょうどいいかなって思いましたね。私が唯一敵キャラであるムッシュールに対して思ったのは、まさかの能力がキノコの胞子を操るっていうところですね。もはや鼻の利くチョッパーに当てつけかの如くの能力だなって思っちゃいました。もっと他にはなかったんですかね(笑)名前からしてキノコがらみだなとは思ってましたけど、案の定そのまんまだったのでひねりがほしかった気持ちもします。でもまぁ、強さはそれなりにあったと思います。一度つかまっていたっていうだけはありますね。ラスボスとしては十分な活躍をしていたんじゃないでしょうか。なんて上から目線でいうのも何なんですけど(笑)

でもワンピースの今までのラスボスの中で一番ひねりもなくそのまんまって感じで出てきたキャラクターだと思うんですよね。他のキャラはまぁ、それなりのひねりがあったようななかったような…そんな気がします(笑)ここまでストレートなキャラは逆に珍しいなって感じがしたのでこれはこれでありでした。

主題歌もよかった

ドリカムさんの「またね」私的には好きでした。他の人たちは結構批判している人とかいるみたいですけど、私はあっていると思いました。確かにワンピースらしさはあまりないのかもしれませんが、ストーリーの感じからしたら全然違和感ないと思うんですよね。むしろメッセージ性のあるいい歌だと思いました。尾田さんがドリカムさんのファンだったっていうのもあるからなんでしょうけど、まさに夢の共演って感じですよね。なかなか豪華な共演だと思いますよ。ドリカムさんがアニメの主題歌を歌うことってそうないと思うのでそこも新しかったですね。

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