ついにきた!
キャスティングがぴったり
何年か前にもやってたっていうのも知ってるし、韓国とか台湾でも放送されていたのを見たことあるんですけど、今回のイタキスの俳優陣が一番原作のキャラと合ってましたね。何せ未来穂香ちゃんが琴子にそっくり。背丈といい、あのはつらつとした底抜けの明るさがまさしく琴子そのものでした。入江君一筋でちょっとドジっ子なところとかほんともうだれがどう見ても琴子でしたね。入江君もクールなんだけど情熱を秘めている感じが古川さんの雰囲気と合っている気がして、これもまたぴったりでした。特にお母さんはほんと西村さん以外にふさわしい人はいなかったでしょうね。まんま入江ママでしたもん。あの物凄くはじけた感じ、ほんと年齢を感じさせない雰囲気がくりそつで印象に残っています。
他のキャラクターたちも原作から飛び出してきたのかって思うくらいキャラクターの特徴とあっていてほんとにびっくりしました。ドラマの広告とかそういうのを見た時からこれは!!と注目していたので、実際に見てほんとに感動しました。前に放送されていた頃のイタキスを知らないので、何とも言えませんが、その時よりもバージョンアップはされていると思います。それに前の琴子役、入江君役の人も出てきてしかも名前も役名そのままなので知らない所で新旧共演が果たされているのもなかなか面白い演出だと思います。依然演じていた人もきっと不思議な感覚で演じていたんじゃないでしょうか。自分と全く同じ名前のキャラクターが二人も存在しているわけですからね。
原作を忠実に再現している
韓国のものも台湾のものもどこかアレンジが入っていて、原作通りって感じではなかったので、ちょっと物足りなさを感じてました。ところが、今回の日本版イタキスではイメージにぴったりな配役だけでなくて見た目のビジュアルもそっくりでした。琴子の髪型も原作で実際にあったような髪型になっていたし、特に驚きだったのはモモちゃんですね。まさかあの髪型をまねてくるとは思ってもみませんでした。でもあの髪にするだけでぐっとモモちゃんに近づいたから不思議ですよね。まぁ、背格好も似てたし、中性的な雰囲気を持っていたからよりそう感じたのかもしれないですね。
原作にこだわっているだけあって細かいところがイタキスの世界観を彷彿とさせるんですよね。
キャラクターも細かいところまで再現されているし。ここまで原作にこだわった作品はなかったと思いますよ。大抵ドラマオリジナルというかドラマならではの演出とかそういうのがあって、原作とちょっとギャップを感じるところなんですけど、今回に限ってはそれが一切ありませんでしたね。文句なしの再現率だと思います。
オープニングから最高
私が楽しみにしてたのはオープニングです!2人をコマ撮りで撮影したものが流れるんですけど、その様子がほほえましいというか。本編では絶対見られない二人のラブラブっぷりが見れるので本編を見る前にそれを見てほっこり癒されて胸キュンさせられてから本編を楽しむっていうのがお決まりのスタイルでした。琴子はともかく入江君はあのオープニングみたいなことはそうやらないですよ。だからある意味貴重な時間なんですよ。普段見れない入江君が見れるっていうレア感が何とも言えないですね。しかもやってる2人が何より楽しそうだから見てるこっちも楽しくなりました。
普通のオープニングだったらそこまで引き込まれなかったと思うんですけど、ああいう遊び心のあるものだとぐっと引き込まれますね。思わずチャンネルを変えるリモコンをテーブルに置きましたよ(笑)
2人の息の合ったコンビネーション
イタキスはなんといっても琴子と入江君の掛け合いというかやり取りが一番見どころだと思います。
未来さんと古川さんはそれを見事に演じてました。なんていうかスピード感はあるんだけど一つ一つしっかり演じてくれるからおいてかれることなく安心してみていられました。
まるでほんとに琴子と入江君がやり取りしているみたいに感じて原作と重ねてみてました。
未来さんの元気はつらつとした感じと古川さんの静かにたしなめる感じがほんとまんま。漫画のキャラクターがそのまま演じているみたいでした。
この2人はこの役を演じるべくして生まれてきたのではないでしょうか。思わずそう思っちゃいました。それくらい自然というかずっとこの役をやってきたんじゃないかって思うくらいには二人の体に役が染みついていたような気がします。
三角関係になった時の入江君が・・・
それぞれ無事に希望していた大学進学をしてお互いに忙しくてぎくしゃくしている時に啓太というライバルが現れた時の入江君は今まで見たことないほど動揺してましたね。しかもその理由が自分でもわからないからイライラしているとかほんと金ちゃんじゃないですけど頭よくてもそういうところがまるでわかってないんですね。でもそれが分かったあとの入江君の行動力はすごかったですね。今まで悩んでいたのがウソみたいにいつもの入江君に戻ってて立ち直りの早さにびっくりしました。でもそのおかげで琴子も入江君の気持ちを再確認できたし、啓太も入江君の真剣な気持ちが伝わったから潔く身を引いたんだなってちょっと感動しました。その後の啓太の落ち込む気持ちは分からないでもなかったです。それだけ琴子のことが好きだったんですもんね。でもモモちゃんといういい理解者がいたからすぐ気持ちを切り替えることができたんじゃないかなと思います。
一方で琴子は幸せでしょうね。普段めったに甘い言葉とか言わない入江君が人まで堂々と言ってくれたんですもん。これ以上にない幸せを感じていたと思います。入江君もやる時はやる男ですからね。隅に置けない人ですよ。入江君の方も今まで悩んでいたことが一気にクリアになったからどこか吹っ切れたんじゃないですかね。自分の気持ちに正直になることが大切だっていうことに気付いただけでも大きな進歩だと思います。
なんだかんだ言ってもラブラブ
喧嘩とかもするし、琴子がぐいぐい押してやんわり避ける入江君。一見したら合わないような2人だけど、なんだかんだ言ってもお互いを想う気持ちは一緒なんですね。入江君も口では琴子のことをいじめたり意地悪な態度を取るけど、それで琴子の反応を楽しんでいるんじゃないかと思うとそれはそれで愛情表現の形なのかなって思っちゃいますよ。琴子もそんな入江君を知ってか知らずか分かりませんが、安心して入江君のそばにいるような気がします。
最初こそ色々紆余曲折合った二人ですが、結局最後は入江君の根負けみたいなところもあり、結ばれてよかったと思います。同じ職場にもつけたしこれからも色んな困難を2人で乗り越えていくんでしょうね。そしてなんだかんだ言って入江君は琴子の尻に敷かれそうな予感がします。そんな露骨にってわけじゃないと思いますけど、少なくとも頭は上がらなくなるんじゃないかなって。案外入江君の方が琴子のことを好きなのかもしれません。琴子は言うまでもなく入江君一筋ですが、入江君もきっと熱しにくく冷めにくいタイプの人間だと思うので、文句とか憎まれ口たたきつつも最終的に琴子の要望を聞いちゃうなんていうこともあるかもしれませんね。
ストーリー的には申し分なしだし、キャストも完璧でこれ以上にないイタキスを見ることができたと思います。
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