原作好きなだけに・・・
思っていた画と違った
リアルタイムで見てたわけじゃなくてもともと原作を母が読んでいたので、それをきっかけにアニメも見たんですけど、まず驚いたのは原作との画の違いがありすぎたことです。これが放送されていた時代の技術とかもあるとは思うんですけど、一瞬見たら全く違う作品を見ているかのような錯覚になりました。新條先生の絵が好きなので、アニメも期待してたんですけど・・・正直ちょっと残念でした(涙)
画が変わるだけでこんなに変わるものなのかと思うくらいの衝撃が走りましたね。
映像の古さはしょうがないにしてもまたもう一回リベンジで作ってほしいと切実に願います・・・。
原作とは違った話
一話目の始まりからして原作とは大きく違いました。原作だったら愛音と出会うはずなのに待てど暮らせど愛音が出てこない・・・!?ヒロインが全くでないままストーリーが進んでいくというまさかの展開。出てきたのなんか半ばとか後半差し掛かったあたりじゃなかったですかね。それまではバンドが売れるまでの苦労の様子が描かれていて、これは逆に原作でここまで詳しく描かれていなかったので新鮮は新鮮でした。こんなこともあったんだと知らなかったメンバーたちやバンドの成り立ちみたいなものを垣間見れたので、そこは良かったんですけど。アニメになってここまで変わった作品は初めてでした。途中からは原作と同じようなストーリーだったんですけど、前半のくだりは必要だったのか怪しいところですね。アニメだけのオリジナルストーリーみたいな感じで原作とは別物と認識してみた方がいいですね。エッチな描写もほとんどなかったので、快感フレーズの良さが半減されてしまったのは残念でなりません・・・。エロさがあってこその快感フレーズなのにとショックを隠せませんでしたよ。
私が思っていたのとは違うアニメ化のされ方だったのでちょっともやっとしちゃいました。でもこれはこれでなくはないと思うんですよ。原作を全く知らないという人が見たらこういう話なんだって納得して見れるようなストーリーになっていると思うので。ただ原作好きからするとそう何度も見たいとはちょっと思えないかもしれませんね。
リュシフェルの歌が・・・!!
原作では歌詞だけだったリュシフェルの歌がアニメでようやく聞くことができたのは嬉しかったです。本ではメロディまでは伝わってきませんから。どんな曲なのか楽しみで仕方なかったんですけど、いざ聞くとどことなく中毒性がありますね。堕天使BLUEとかCの微熱とか本で何度も出てきてた曲だからもうテンション上がりましたよ!想像以上にいい曲で、何度も歌のところだけ再生してみてたこともありました(笑)やっぱり現実でもリュシフェルの歌はみんなを魅了する力を持っているんですね。
他の曲も音源付きで聞くとより気持ちも入ってくるというか。アニメならではの演出なのですごくよかったです。
メンバーの話がてんこ盛り
アニメではメインが咲也と愛音というよりは、リュシフェルというバンドをメインにしていたんじゃないかと思います。バンドの苦労の様子を描いていたからと言えばそれまでなんでしょうけど、アニメじゃないと分からなかったメンバーのそれぞれの葛藤であったりいざこざであったりがものすごく盛り込まれていたように思います。雪や敦郎、TOWAの話はちょっと触れられてたので知ってたんですけど、サンタの話はアニメが初でした。前のバンドでドラムをやってたっていうのは知ってたけど、そのバンドの様子までは描かれてなかったから新鮮でしたね。いつも明るく皆を巻き込んでるサンタにもあんなに切ない過去があったなんて・・・サンタを見る目がちょっと変わりました。なんていうかああいう過去があったからこそバンドのみんなのことを大切にしているんだなっていうのがよくわかります。
サンタの人間性はここで大きく養われたんですね。あとはメンバーとは違うんですけど、祐香がものすごく出ていた印象を受けます。多分前半でのヒロイン的な役目は彼女が担ってたんでしょうね。
しかもなんせ設定が変わっていたことにびっくり!敦郎とほんとの兄弟の設定になってるんですもん!
しかも後半でいなくなっちゃうし・・・。まぁ、確かにいくらアニメでも義理の姉弟で恋愛関係になるっていうのは教育的にもよろしくないから変えざるを得なかったのかもしれないけど・・・そうなると話が全然違うことになっちゃって頭がついていきませんでした。
他にも家族とかリュシフェルの周りにいる人たちがかなり出てきてた気がします。
アニメでがっつり触れてきたって感じが強かったですね。恋愛というよりは青春とか友情とかそっち系が強かったように思います。
やっと出てきたヒロイン!
ほんとに愛音の登場は首を長くして待ちましたよ。今か今かと気が気じゃなくて、なんせこれは愛音が登場しないと成り立たない作品ですからね。でもアニメで出てきた愛音はすごく大人しくてちょっとおどおどした感じの印象でした。原作ではもっと喜怒哀楽が激しい感じだったんですけどね。何でそうなったのかわかりませんが、どっちの愛音も好きですね。でもちょっと物足りなさはあったかも。なんていうかもうちょっとはつらつとした感じを出してもよかったんじゃないかと。咲也に食って掛かるくらいの強さがあってこその愛音だなって気がします。そして咲也と付き合っても一度もそういう行為が描かれなかったのはほんと残念です。少しくらいあってもよかったのになって思いますよ。
全部再現したらちょっとしたエロアニメ枠になっちゃうかもしれないけど、そうならない程度になら盛り込んでも罰は当たらなかったと思います。悔やまれるのはそこなんですよ。インディーズ時代のことが知れたのはいいとしても、やっぱりそこはタイトルの通りのストーリーを展開してほしかったです・・・。アニメの方向性が全く違う方を向いていた感じなので、物足りなさは最後までぬぐえなかったですね。
終わり方がもやっと
最後が世界進出するってところで終わったのはちょっと・・・あと少しで愛音と結婚するとこまで行くじゃん!と思いながら不完全燃焼で終わりましたね。ファンの前で恋人宣言した演出は感動しましたよ。原作では記者会見という形でしたから。ファンを目の前にして堂々と言う潔さはアニメの方がありましたね。愛音の喜びも大きかったと思います。それにファンもあれだけ誠実に話してくれる咲也にまた交換を持てたんじゃないでしょうか。そういうところうまいですよね、咲也って。狙ってやっているのか天然なのか、そこは分からない所ではありますけど、いずれにしろそこはほんとよかったです。
あと少し先を描いてくれたらもっとすっきりとした終わり方だったと思うんですけど、なんで中途半端なところで終わっちゃったんでしょう?なんせ高山さんも出てこなかったし・・・あの人の話のところでは間違いなく泣ける自信があったのに・・・。ものすごく続きが見たくなるような感じだったので、続編があるのかと思ったらなくて。あれはあれで終わっちゃったんですね。
なんというかこれはアニメにはしない方が良かったんじゃないかなって思う作品でした。多分アニメにするとよさが十分に出せないんじゃないかと思います。快感フレーズとしてみるよりは別なアニメとしてみるのが一番ベストなんじゃないでしょうか。
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