漫画『キャプテン』のキャプテン４人のタイプ分析 - キャプテンの感想

個性豊かな４人のキャプテン

この作品は題名に「キャプテン」とある通り、東京の（おそらく下町にある）墨谷二中野球部の、それぞれに個性豊かな４人のキャプテンの歩みと、４人のキャプテンの歩みの中で弱小校が強豪校へと変貌していく姿を描いた作品です。

4人のキャプテンをそれぞれタイプ別に分類してみました。

その前に作品の中身で気になる点を少しだけ・・・

中学野球を舞台にした作品ですが、明らかに高校野球よね！と思われる大会設定や観客規模です。春の選抜大会があり、夏の大会は地区予選～全国大会という流れです。応援団も大規模で本格的なものです。もしかして旧制中学時代の高校野球を描いているの？？？と思ってしまいますが、初代キャプテンの谷口が高校へ入学した後の「プレーボール」という作品がありますので、やはり純粋な現代の中学野球のようです（笑）

墨谷二中は作品の４年間の中では春の選抜大会に２度（丸井キャプテン時代、近藤キャプテン時代）出場していますが、近藤キャプテン時代のベスト８が最高成績で、丸井キャプテン時代は初戦で敗退しています。公立校の悲しい性？選手層が薄く新チーム移行後に力をつけるのは厳しいようです。

上司にするなら 初代キャプテン　谷口

初代のキャプテンは谷口。ポジションはサード、ピッチャー。真面目で努力家。野球の名門 青葉学院中の二軍の補欠でしたが墨谷二中に転向してからの陰の努力で力をつけてチームを引っ張りました。

上司にするなら谷口キャプテンです！優しくて決して偉ぶらない。部下思いでミスが起きても絶対に部下の責任になどせず、全ての責任をとってくれる最高の上司です。

友達にするなら 二代目キャプテン　丸井

二代目は丸井。ポジションはセカンド。感情的で冷静さを欠く4人の中では最もキャプテンに向いていないキャラクターだと思います。ただ野球への情熱は４人の中ではNO.1。先代の谷口キャプテンを心からリスペクトしています。

丸井キャプテンはいつもハイテンションでとても楽しいやつです。でも人情的なところもあって友達として最高です。

最高の仕事のパートナー 三代目キャプテン　五十嵐

4人の中で野球の実力・センスはNO.1。ポジションはサード、ピッチャー。初代キャプテンの谷口の時代から背番号14で主力として活躍しています。唯一、普通に全国優勝をしたのもこの代です。

上司にすると厳しすぎて疲れてしまいそうですが、どんな場面でも沈着冷静、そのうえ実力もある彼となら良い仕事ができそうです。

たまに遊ぶなら　四代目キャプテン　近藤

関西弁丸出しのお笑いキャラクター近藤。ポジションは重い剛速球が武器のピッチャー。お父さんが自営業で墨谷二中では珍しく裕福な家庭のお子さんです（笑）

近藤はちゃらんぽらんな性格でずっと付き合える友達には向いていません。お金持ちなのでたまに遊ぶと得することがあるかもしれません。