兄弟喧嘩だった - タイタンの逆襲の感想

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映画レビュー数 5,784件

兄弟喧嘩だった

3.03.0
映像
4.0
脚本
2.0
キャスト
3.0
音楽
3.0
演出
3.0

目次

アクションは良いけど

前作よりアクションが良かったように思えます。物語は相変わらずですが前作よりも好き!ただ……なんでイオ死んじゃったの!っとびっくりしました。前作で最後復活していたし、簡単には死なないような不死身な設定だと思ってたからまさかのはじまり方でした。調べて知ったのですが前作はもう一つエンディングがあって、そっちではアンドロメダ王女とくっつくんですね。今作では女王をヒロインにしたかったからイオを死んだ設定にしたように思えてちょっと腑に落ちませんでした。またペルセウスも最後に女王にキスしちゃったし、イオの立場は!って女目線からは思いました。あっでもアンドロメダ王女は嫌いじゃないしむしろかわいくて好きですよ。前作からもう10年の歳月がすぎてるのに、王女のもとへペルセウスが訪問したときにすでに恋する乙女でかわいかったです。今作イオをこんな扱いにするなら前作もアンドロメダ女王をヒロインにしたらよかったのに。

壮大な兄弟喧嘩

映画は簡単に言えばゼウスとハデスの兄弟喧嘩でしたね。アレスは父親をとられたと思った嫉妬心からハデスに協力してクロノスを復活させようとします。人間にとっては神々の身内の揉め事に巻き込まれているようなものですから、迷惑な話ですよね。しかもなんとゼウスとハデスはこれだけ壮大に喧嘩したにも関わらず何かあっさり仲直りします(笑)追放してごめんねくらいこんな大惨事になる前に言おうよゼウスおいおいって感じですよね。復活した親父さんにクロノスも良い迷惑だと思います。だって、よっしゃー復活だ!封印した息子たち痛めつけちゃおうってもう俺の出番終わり!?みたいな(笑)前作でもそうでしたが本当こういうところの盛り上がりがいまいちで残念です。でも感情豊かで人間くさい神々好きですよ。

神話を知りたくなった

神話を詳しくないままこの映画をみてしまったので、名前などはなんとなくわかるけど程度で神々の背景をあまり知らなかったです。でもこの映画をみてから調べてみたらなかなか面白いですね!映画だけだと物語にあまり深みは感じられないのですが、例えばヘパイトスとアレスの関係とか!ヘパイトスの奥さんであるアフロディーテはアレスと浮気していたとか(笑)映画の中では描写されていない部分を神話と重ね合わせて設定を補完することで新たな楽しみ方ができました。今まで神話に興味なかった私が神話を知ろうとするきっけかになる作品でした。

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タイタンの逆襲にみる人間と神の心

経験からきた言葉が人の心を動かす「不可能だと思うこともその一筋の光で勝利することもある」、これはヘパイストスにクロノスの復活を阻止する協力を求めるときに言ったアンドロメダの言葉ですが、これはあきらめさえしなければ道が開かれるということを言っているのでしょう。もう少しでクラーケンの生贄になるところを助けられた経験から出た言葉だと思います。ペルセウスがアンドロメダを助けることをあきらめなかったから、助けることができたのです。一人でも助けることをあきらめなかったおかげで助かったアンドロメダだからこそ、人間のあきらめない気持ちがどれほど強い力を発揮するのかを実感したのだと思います。その経験からきた言葉だからこそ、クロノスから世界を救いたい・救うことができるという気持ちがヘパイストスに届いたのでしょう。「あきらめないことが大事」ということは、誰もが正しいと思う考え方だと思います。しかしそれを実感...この感想を読む

5.05.0
  • kilyoukakilyouka
  • 153view
  • 2079文字
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