音楽好きにはたまらない
耳に楽しい
なんといってもこの映画の魅力は音楽!私も幼いころからピアノとトランペットをやっているので、元々音楽を題材とした映画は大好きなのですが、この作品は音の魅せ方が別格だと思っています。演奏シーン以外でも街中が音楽を奏でているようなそんな演出がとって素敵でした!ただ主人公は天才すぎますね(笑)映画ですから仕方のないことですが、ほんの少し楽譜の勉強しただけでオケ用の楽譜を書いてしまうのは現実味がなさすぎでした。自然の音を演奏で再現できる子はまれにいるので、楽譜を書く事よりも演奏にもう少し特化させたほうがよかったかもしれません。演奏に関しては本当にああいう子いるので、それについてはよかったと思います。私も幼稚園のときにお遊戯で先生のピアノを聞いただけ弾いたことがあり、それきっかけでピアノを習いはじめたという過去があります。だから共感できる部分もけっこう多かったですね。
王道の感動物語
ストーリーは本当王道でしたので、ある意味安心してみれました。例え最初が孤児だったとしてもハッピーエンドになるんだろうなってわかっていたので。ただ欲を言えば、親子のその後をみたかったです。音楽のみで再会できてしまったのはタイトルも奇跡ってついていますし映画ですからいいのですが、後日談が見られないのは残念です。とくに父親は最後まで自分に子供がいたなんて知らずに終わってしまいましたから(笑)ギターの演奏で息がぴったりなのはわかっていたので、子供と父親の関係をちゃんとみたかったです。良い作品なだけにそこだけが本当に物足りなかったですね。音楽を人を繋ぐというコンセプトなのにそこがちょっと疎かだったと感じました。
悪党ではない
街で1人にしまったエヴァンに音楽のことを教えてくれたウィザード。マネージャーと称しお金のためにエヴァンを連れもどしたり、両親に捨てられたなどと性格は悪い人です。住む場所こそは与えていますが、孤児にお金を稼がせたりね。でもなんだかんだで根は悪い人ではないのかなっと思いました。途中ウィザードがエヴァンの才能に気づき仲良くしはじめるとアーサーはやきもちを焼いてしまっている描写があります。きっと彼もエヴァンに出会う前からあんな感じでウィザードと過ごしていたんでしょう。稼ぎが少なくても理不尽な暴力はしないどころかお金返してましたしね。それに彼はなんだかんだいって才能をみつけました。音楽を愛していない人にはそんなことできませんからね。彼なりの信念を持って子供たちに接していたのだと思いました。
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