家族で見て欲しいマンガです。 - クレヨンしんちゃんの感想

幼稚園児とは思えぬ言動

このマンガの主人公は幼稚園児の野原しんのすけ。五歳にしてかなりの女好き、しかも大人の美女が好きと、普通では中々あり得ない設定。下ネタもバリバリで、テレビで放送されだした頃は、子供の教育に悪いとＰＴＡにかなり評判の悪い作品でした。今はどうかは不明です。確かに股間部分に像の絵を書いたり、ケツを出して踊ったりと割りと下品な行動をするシーンがよく出てきます。ただ、それが小さい子に大ウケし大ヒットマンガになりました。それ以外にもちょくちょくとオヤジギャグをかましたり、実際に自分の子供がしんのすけの様な子だったら大変だろうなと思います。

家族の絆！

野原家はしんのすけと父親のひろし、母親のみさえ、妹のひまわり、ペットのシロの４人と１ぴきの家族構成です。普段はしんのすけのはちゃめちゃな感じに家族が振り回される展開が多いのですが、家族の絆はとても強く、特に映画などでは見てたらつい、涙が出てしまう事もあります。同じ父親として野原ひろしという存在は本当にカッコよく思います。しんのすけと同様で女好きですが、不倫などはするタイプではなく、いつも穏やかで、優しく、家族の事をとても大切にしています。たまにおっちょこちょいな所もありますが、それがまたいい味を出しています。母親のみさえは、普通にいそうな感じの母親です。長電話が好きで、いつでもエネルギッシュ。口では割りと偉そうな感じですが、ひろしの事を全力で支える良き妻です。妹のひまわりは最初の頃は生まれておらず、しんのすけは一人っ子の設定だったが、急に生まれてきました。ひまわりという名前は一般募集によって決まった名前です。赤ちゃんだけど、光りものが大好き。あのしんのすけをも困らす事がある、おてんば娘です。たまにケンカもあるけど、賑やかで理想の家族像です。

ウワサ話

これは割りと有名なウワサ話ですが、作者の臼井先生には男の子供がおらず、もし自分に男の子供がいたらこんな感じかなっと、誕生したのがしんのすけと聞いた事があります。生意気で手を焼くけど、しんのすけがいるだけでいつもその場が明るくなる。憎たらしいけど、可愛くて仕方ないという作者の愛情が滲みでたキャラクターがしんのすけです。作者の先生はすでに亡くなられましたが、作者の思いが受け継がれ作品事態は存続しています。年に一本ペースで出ている映画は本当にラストは心暖まるシーンが多いので必見です。