登場人物が魅力的!
主人公達だけではなくサブキャラも個性的
とにかく、なんと言ってもキャラクターが個性的につきます。
見栄っ張りで心霊現象の調査をするわりに怖がりですぐ気絶する上田。
マジシャンに拘り貧乏をしている為か母の血かお金に執着が強いナオコ。
ヒーローが頻繁にぶっ倒れ、ヒロインが罵倒され続ける作品はこれくらいだろう。
ナオコは推理ドラマでいうところの探偵だが、売れないマジシャンという職業の為かいつも手柄は上田のもの。
ナオコ本人はお金が貰えればなんでもいいという感じで、その辺りは気にしていないようだがたまに上田の一言にカチンとくるのか「また気絶してたんですか」など調子に乗りがちな上田を一言で切り捨てる。
上田は自慢話が好きなタイプでよく大ボラをふくがナオコのお陰でとりあえず事実になっている。
また、サブの刑事も明らかにハゲとバレているのに必死で隠したり権力者に弱い、顔芸が面白いなどまずは登場人物を見てもらいたい。
恋の進展が気になる!
話途中からお互いを庇うようになり、認め合ったり必死にピンチを救おうとする様子が出るようになる。
これは2人に恋愛感情が?
と、期待するもそこがtrick、他と違うのは今回良い感じじゃないか!と期待しても次にはまたお互いを貧乳や巨根などと貶しあったり同時にピンチに陥った場合、自分が助かると主張し醜い言い争いをしたかと思えば遠慮なく蹴り飛ばすなど他作品ではあり得ない主要人物の関係。
結局、愛の告白までしても次の瞬間にはなかったかのように振る舞う2人。
くっつけよ!ともどかしくなりながらもその微妙な関係が気になりまた見てしまう。
中身は実は深い
全体的にギャグテイストになっているのでギャグに着目すると笑えるが、話を気にしてみると実は内容そのものは重い。
犯罪や動機もリアルであるし、実際ハッピーエンドといえる終わり方はしていない。
現実離れしたキャラクターとは対照的に話の本質的には現実味があるものばかり。
登場人物の背景?に関してもナオコは家族か上田くらいとしか関わりがなく、友人が出る描写などない。
それを踏まえ話を通してナオコの態度を見てみると嘘っぽい笑いなど人間付き合いの下手さなども見える。
上田は職業柄調子よく合わせるのは得意だが、こちらも本来の人間関係は下手なようで友人という友人は出ない。
人物の設定など実は細部まで考えて作られているので、話以外にも各キャラ性格と態度や生い立ちを見ても面白い。
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