王道ストーリーをそのまま!!
鉄板の展開にハズレなし!
色んな要素をよくぞここまで、纏めたな...
そう思える内容です。
素晴らしいですね。
王道ストーリーらしい展開、すなわち...
・主役はリョウであること
・もっこり要素は欠かせない
・海坊主もバトル参戦
・ヒロインがリョウに惚れる要素
・強い敵キャラクター
など、5つが挙げられると思うのです。しかし、どの要素もバランス良く摘んでおり、優秀なストーリー・物語展開だったように思うのです。
主役はリョウであること
今回は、文句ナシでリョウにスポットが当てられ安心の面白さ、そして展開でした。
またリョウのモッコリぶりで、超絶した銃さばきや強さが全面に出てないのもシティーハンターらしい描写だったように思います。いざという場面で、別人格のように切り替わるのがリョウの大きな魅力だと思うのです。普段のおちゃらけ・ナンパ・モッコリぶりが酷ければ酷いほどに、真面目な時のカッコ良さが強調されますね。
そして、しっかりボディーガードという役割を果たせている部分も、何気に凄いことだと思うのです。プロであれば、当然のことなのかもしれません。しかし、プロ意識をしっかり持って、仕事に取り組んでいることも伺えるんですよね。
案外と、ふざけてるようにみえて真面目ですよね(笑
またリョウがしっかり主役となっていることで、ヒロインの変化も描かれているのが印象的です。
物語冒頭と、最後の場面ではヒロインの性格に大きな変化が生じています。リョウの優しさやモッコリといった要素で、ヒロインが人間的な成長を遂げていくのもシティーハンターらしい描写のように思います。
ある意味、シティーハンターらしいシティーハンターで、ストライクゾーンのド真ん中という印象です。
もっこり要素は欠かせない
もっこり要素って、大きく2つの要素があると思うのです。
単純にふざけており、香のツッコミにより笑いになる要素がひとつです。そして、もうひとつはヒロインなどをリラックスなどさせる為に、意図的にモッコリお馬鹿を演じている場面もあると思うのです。
今回のシークレット・サービスでは、しっかり2つの要素が絡んでいましたね。
意図的にお馬鹿を演じるリョウは、優しさに満ちており、好きな描写です。あれだけお馬鹿を演じて、シリアスな場面や展開で笑いを生んだり、緊張を解くというのは、一気にヒロインがリョウに引き寄せられてしまう気がします。心の距離が近くなることが感じられて、そこもまたカッコ良い、と感じさせる部分です。
モザイクなしのモッコリビデオに興奮したリョウに対して、香の放ったツッコミが的確過ぎて爆笑させて頂きました。
「己の心にモザイクかけろ!!」
たぶん、一番笑った場面ですね。
海坊主もバトル参戦
海坊主の活躍がファンには嬉しい要素ですね。シークレット・サービスでは、良い意味で弱点晒され、キャラクターを強調させる描写がありません。海坊主というキャラクターで笑いを狙った場面がないように思うのです。
よって、海坊主の魅力の半分も出ていない気はします。
しかし派手に暴れる姿は、やはり爽快ですね。主人公リョウにはない暴れっぷりですから、そこの部分だけは笑ってしまいます。いきなりバズーカなり、重武装をブッ放すのは、ランボーやターミネータみたいです。
また武器の使用だけではなく、体術で決め技になっているバックドロップも凄いです。厳密にはバックドロップではなく、スープレックスなのかもしれませんが(笑
あの手の技って、私自身、詳しくないので許して下さい。
むしろ、海坊主は「暴れる君」という芸名に相応しいと思います。
ヒロインがリョウに惚れる要素
このシークレット・サービスという作品では、惚れるまでには至りません。しかし心の距離は、グッと近くなっている様子が描かれています。つまらない性格で、律儀・堅いキャラクターから変わろうとする姿は可愛いですね。
休日の過ごし方にリョウが付き合う姿は、自然なんだけど、どこかカッコ良さを感じましたね。つまらないと文句は言うものの、ずっと付き添う姿は、やはり男のカッコ良さがあります。
またこの作品では、もう一人のヒロインと呼べる女性がいると思うのです。どちらかというと、本ヒロインより、こちらの方がリョウに少し惚れていたのかもしれませんね。
最後に、命を落としてしまう場面で、「こんな私でもモッコリしてくれる?」というセリフが、妙に印象的でした。
強い敵キャラクター
強い敵、殺し屋という部分でも強いやつが居ました。海坊主が担当して、料理していましたね。
そして、黒幕の非道さもえぐいものがありました。
昔の仲間を平然と殺めたり、私利私欲という自分の目的の為なら、容赦ない部分が敵らしいキャラクターでした。
最後に逃げていかなかったのはスカッとさせてくれました。
ヘリコプターで逃げていくのか、と思いきや、シティーハンター含め大統領や仲間たち全員抹殺しようとします。
この展開になると、いつもカッコ良いです。機関銃をかわすことをせず、コルトパイソンの狙いを定めて、ヘリコプターを仕留める場面はもう惚れ惚れですね。
銃一発でヘリコプターを撃墜できるワケないのですが、神業を誇るシティーハンターの所業なんでしょうか。
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