主人と下僕の立場逆転⁈〜変わらぬ忠誠心〜
江戸時代。お金持ちの[椿]という女の子がいました。その家の奉公人、下僕の[真]という男の子。2人は幼い頃からずっとその関係で過ごしてきました。ある日のこと、椿の家が何者かに放火され全焼し、お金持ち何もかも失ってしまいます。家族にも見放され、椿は吉原へ花魁として売られてしまいました。そこで、椿の姉女郎として紹介されたのが[鷹尾]。吉原1番の美女と謳われ、巧みな手練手管で男共を魅了しているカリスマでした。鷹尾は椿にとても厳しく接しました。しかし、椿は一切弱音を吐かず、鷹尾を超えるため、鷹尾を超えるためと努力していました。そんな時に衝撃の事実が明かされるのです。それは鷹尾花魁はなんとかつての奉公人の真だったのです。あれ?男の子じゃなかったの?その通りです。男の子です!!
なぜ、男の子の真が鷹尾花魁として、女として吉原で生きているのか。それは全て椿のためだったのです。厳してくていたのも、意地悪をしていたのも‥‥。すべて椿への愛があったからこそなのです。それに気付き始めた椿も真に恋していきます。
2人のすれ違いが多いストーリーは常に私の心をキュンキュンさせてくれました。吉原という江戸の華の世界で生きる不思議な2人。このストーリーは王道かもしれませんが、決して飽きることのないキュンキュンを届けてくれました!!
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