ベタベタじゃない甘いラブストーリー
やはり響先生の描くキャラクターは綺麗で素敵!
別の作品でも書いたが、絵が綺麗で読んでて眼が癒されます。
花魁が題材なだけに、華やかで美しくそして哀しさもあるが、この方の描く物語は哀しいだけではなくその中でも懸命に生きる前向きさがあり、読み終わった後はホッと出来る優しい物語です。
子供の時に花街に売られた女の子が主人公。
棒行人との恋愛事情とベタな設定だが、この響ワタル先生の主人公は寂しい生い立ちでもそれを感じさせない前向きな元気な主人公!
男の子が甘やかしたくても、甘やかされない元気なキャラがベタベタな恋愛感を出さずスッキリ読めるんだろうと思う。
だからこそ、主人公の女の子がいっぱいいっぱいになった時の助けにくる男の子のヒーロー感が増すのだろう。
題材が花街の花魁なだけにハッピーなだけでは無いがそれを感じさせない強く生きた女性が描かれていて、読んでいて“前向きに頑張る”が伝わり気楽に読める。
あっ、この話はハッピーエンドですよ!念の為。
また、冒頭でも書いたが、絵がとても綺麗で着物姿の女性の華やかさと艶やかさがしっかりと描かれていてそれだけで物語の中に引き込まれます。
ストーリーの骨組みはベタだけど、ベタベタにさせない肉付けがしっかりしてて、30代OLでも気楽に読める恋愛ラブストーリーです!
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