ベタベタじゃない甘いラブストーリー - おいらんガールの感想

理解が深まる漫画レビューサイト

漫画レビュー数 3,136件

おいらんガール

4.754.75
画力
5.00
ストーリー
4.50
キャラクター
4.50
設定
4.25
演出
4.00
感想数
2
読んだ人
2

ベタベタじゃない甘いラブストーリー

4.54.5
画力
5.0
ストーリー
4.0
キャラクター
4.0
設定
3.5
演出
3.0

やはり響先生の描くキャラクターは綺麗で素敵!

別の作品でも書いたが、絵が綺麗で読んでて眼が癒されます。

花魁が題材なだけに、華やかで美しくそして哀しさもあるが、この方の描く物語は哀しいだけではなくその中でも懸命に生きる前向きさがあり、読み終わった後はホッと出来る優しい物語です。

子供の時に花街に売られた女の子が主人公。

棒行人との恋愛事情とベタな設定だが、この響ワタル先生の主人公は寂しい生い立ちでもそれを感じさせない前向きな元気な主人公!

男の子が甘やかしたくても、甘やかされない元気なキャラがベタベタな恋愛感を出さずスッキリ読めるんだろうと思う。

だからこそ、主人公の女の子がいっぱいいっぱいになった時の助けにくる男の子のヒーロー感が増すのだろう。

題材が花街の花魁なだけにハッピーなだけでは無いがそれを感じさせない強く生きた女性が描かれていて、読んでいて“前向きに頑張る”が伝わり気楽に読める。

あっ、この話はハッピーエンドですよ!念の為。

また、冒頭でも書いたが、絵がとても綺麗で着物姿の女性の華やかさと艶やかさがしっかりと描かれていてそれだけで物語の中に引き込まれます。

ストーリーの骨組みはベタだけど、ベタベタにさせない肉付けがしっかりしてて、30代OLでも気楽に読める恋愛ラブストーリーです!

あなたも感想を書いてみませんか?
レビューンは、作品についての理解を深めることをコンセプトとしたレビューサイトです。
コンテンツをもっと楽しむための考察レビューを書けるレビュアーを大歓迎しています。
会員登録して感想を書く(無料)

他のレビュアーの感想・評価

主人と下僕の立場逆転⁈〜変わらぬ忠誠心〜

江戸時代。お金持ちの[椿]という女の子がいました。その家の奉公人、下僕の[真]という男の子。2人は幼い頃からずっとその関係で過ごしてきました。ある日のこと、椿の家が何者かに放火され全焼し、お金持ち何もかも失ってしまいます。家族にも見放され、椿は吉原へ花魁として売られてしまいました。そこで、椿の姉女郎として紹介されたのが[鷹尾]。吉原1番の美女と謳われ、巧みな手練手管で男共を魅了しているカリスマでした。鷹尾は椿にとても厳しく接しました。しかし、椿は一切弱音を吐かず、鷹尾を超えるため、鷹尾を超えるためと努力していました。そんな時に衝撃の事実が明かされるのです。それは鷹尾花魁はなんとかつての奉公人の真だったのです。あれ?男の子じゃなかったの?その通りです。男の子です!!なぜ、男の子の真が鷹尾花魁として、女として吉原で生きているのか。それは全て椿のためだったのです。厳してくていたのも、意地悪をしていた...この感想を読む

5.05.0
  • かほかほ
  • 104view
  • 555文字

関連するタグ

おいらんガールを読んだ人はこんな漫画も読んでいます

おいらんガールが好きな人におすすめの漫画

ページの先頭へ