アニメ餓狼伝説との比較レビュー
率直な感想!
どのような意見が多いのでしょうか。私自身の感想は、酷い作品です。
明らかに、餓狼伝説アニメと作成した制作チームが違うことが伺えます。
原点のゲームコンテンツの良さを活かそうとする意思は全く感じらてないんです。
少なくとも私の率直な感想は、です。
きっと、中には、気に入った方もいるのではないでしょうか。でもこのアニメが好きだ、という方には、この作品のどこに面白みがあるのか、ご教授頂きたいです。
餓狼伝説との比較を列挙
・必殺技や奥義の存在
→アニメ餓狼伝説では、できるだけ作中に使おうとしていたが、龍虎の拳では、全く取り上げられることがありませんでした。
【理由】
逆にビックリしました。まったく、主人公のリョウやロバートと技が出てくることがありませんでした。もちろん、敵役においても、同様の展開でした。
龍虎の技が見事に一切有りませんでした。2D格闘ゲームの真骨頂はコマンド入力による必殺技を極めることにあります。
何故、出てくることがない?それが全く理解できないのです。
リョウやロバートの必殺技って、いっぱいありますよ。飛燕疾風脚や、斬烈拳に夢影客、奥義でいえば、覇王翔吼拳、そして龍虎乱舞と盛り沢山です。まだ全て書ききれておらず、今の記載した分でせいぜい半分ほどでしょう。そんな技と呼べるものが一切出てこないのです。
・ゲームとアニメの違い
→アニメのオリジナル要素の有無だと捉えられます。これは、餓狼伝説アニメと龍虎アニメでは全然違うと思います。
【理由】
餓狼伝説アニメは原点ゲームの設定からの変更を必要最低限に抑えました。しかし、龍虎アニメにおいては、原点アニメとどこが同じなのか、探すことが大変なイメージを持ちます。
サウスタウンという存在、リョウの妹であるユリが敵役グループに誘拐されること、以上の2点のみのように思えます。
主人公のリョウ、その性格やキャラクターすら違って見えます。龍虎のリョウは、同じく格闘ゲーム、ストリートファイターのリュウに近いキャラクター設定だったように思います。何が大切なのでしょうか。それは武骨さ、そして強さという対象に、真っ直ぐである愚直さ、不器用さのように思います。しかし、この龍虎アニメにおいては、その基本部分ですら、原点をないがしろにしてしまっているように思えるのです。
ただ、餓狼伝説アニメがオリジナルキャラクターを登場させましたが、龍虎アニメではオリジナルキャラクターの存在はありません。唯一、そこは龍虎アニメが原点ゲームを大切にした部分といえます。
・続編の有無
→それが全てを物語っていると思うのです。良いものであれば、必ず続編が作られると思うのです。
【理由】
返って、それが終わり方や終わるタイミングを見誤ませるのだと思いますけど(笑
餓狼伝説アニメは3作続いたことに対して、龍虎アニメは単品です。その後に続くことはありませんでした。原点のゲームそのものは、人気が高くて、シリーズは続きましたけどね。
アニメ作品としてのコンテンツ力は、その事実が、全てを物語っていませんでしょうか。
初回が全くもって、面白いと認知されなければ、その続編があっても、視聴者は観ないですよね。物語の展開も全くもって、気にならないです。むしろ続編があっても、それ自体に興味が持てません。
不思議な世界観
主人公リョウの声優は別府哲也さんです。本来、別府さんは、俳優であり、タレントだと思うのです。しかもリョウの武骨な部分、そして不器用なイメージに別府さんがとてもミスマッチのように思えます。
さらに主人公リョウの相棒であるロバートですが、原点のゲームでも、アニメ作品でも関西弁で話すキャラクターなんです。
そもそもアメリカ人の彼が何故に関西弁なのか、とりあえず置いておきます(笑
しかし、アニメ作品におけるロバートの声優さんは、関西弁がメチャクチャ下手なのです。
関西出身ではない方が、関西弁を話すと、本場の方と微妙にイントネーションが異なります。よって、不自然さを感じさせるのです。
主人公のリョウ、そしてロバート、どちらの声も違和感を抱えたまま、物語が進んでいくのです。
さらに、まったくもって、感動や気持ちを揺り動かす要素が皆無なのです。
餓狼伝説アニメは、1作目から3作目まで、シリーズどれも視聴者を泣かせる要素を含んでいます。人の生死を絡ませて作り込んでいるからです。しかし、龍虎アニメはストーリーそのものが軽いように思えてしまうのです。
可能性のあるコンテンツがアニメ化され、制作側が見事にブッ壊した事例のように思っています。辛口かもしれませんが、こんなかたちでアニメ化されたことが、交通事故であると思いたいですね。
きっと、もう「龍虎の拳」はアニメ化されないのではないでしょうか。悲しいことですが、仕方ないことでしょうね。
しかし原点のゲームファンとして、申し上げたいです。このアニメ作品は、無かったことにして、改めてアニメ制作をして頂きたいです。
今の作画技術や音楽レベル、その他もろもろ加われば、きっともっと良い作品に仕上がるのではないでしょうか。
ません
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