相棒劇場版Ⅲ
昔からの相棒ファンなので、上映と同時に映画館で観てきました。他の相棒の作品を見ていなくても、すんなりストーリに入っていけるところが相棒の良いところだと思います。
ストーリーは、南の小島で元自衛官が殺人事件を起こし、そこに相棒が乗り込んでいくストーリーです。一見、地味なストーリーなんですけど、見ているうちに安全保障の議論を映画化したんだなと思いました。常にストーリーを予想しながら見るので気が抜けませんでした。
硬いストーリーのため内容的には地味に見えるかもしれませんが、安全保障の問題を映画化したことは、すごく評価できると思いました。
ひとつ、不満と言えばカイト君をもっと活躍させてほしかったです。ちょうどテレビ番も最終局面だったので、ストーリー性をつなげてほしかったです。もう少しテレビ的な要素を入れてほしかったです。
映画ならではの楽しみと言えば、神戸君の登場シーンでした。相棒ファンとしては、なつかしくうれしかったです。
全体的に映画としては少し物足りなさを感じるかもしれません。絶海の孤島という名の密室なのでストーリーの規模を大きくできなかったことが残念でした。ただ、時代背景もうまく表現できているし、日本もこういう時代になったのかなと考えさせられる作品だったと思います。
- あなたも感想を書いてみませんか?
- レビューンは、作品についての理解を深めることをコンセプトとしたレビューサイトです。
コンテンツをもっと楽しむための考察レビューを書けるレビュアーを大歓迎しています。 - 会員登録して感想を書く(無料)