劇的
自分の中でものすごく一撃のある作品であった。
自分は結構昔からファッションにてんで疎く、モサモサして
全然流行りの物についていけていなかった。今でもそうなのだが、
ファッション自体に興味をもったり、楽しそうとすら思えなかったのだ。
普通の子たちがファッションやお洒落に興味をもって自分を磨いているときに、
ずっとアニメを見続けることしか趣味がなかった。
そのアニメというのも、非現実的な設定、魔法少女だの学園ラブコメだのポケモンだの、
そんなものばかり見ていたのだが、それでも子のアニメをみたときは、お洒落って
楽しそう!とこのてんでファッションに興味が微塵も湧かなかった私のオシャレへの興味を
刺激したのである。流行りの物に飛びつくのはものすごく精神的に疲れるしとてもしんどい。
だけれども、このオシャレ委員長は、身の周りにある身近なもので工夫を凝らす
楽しさを語っていたのである。そして、皆のファッションへの悩みをとても親身になって
聞いてくれアドバイスしたり考えてくれたりするのである。
とても楽しい、お洒落って楽しいことなんだとぼんやりでも思えるようになった。
オシャレは、ただただ身に着けるのではなくて、考えて工夫をこらすそのことそのものが
楽しくてしょうがないのだなと思った。
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