じんわり温かくなる
ふじもと先生の漫画、私は大好きで全部持っているのですが、いつもほっこりとした気持ちになります。
幼馴染みたちの想いがじんわりと心に沁みてくる・・・そんな作品だと思います。
女の子が3人、男の子が3人の幼馴染み。
なんともベタな設定ではあるけれど、友情、恋愛、家族、将来への想い、それぞれの持つ感情を上手く表現されていて、ぐっと作品に引き込まれます。
ふじもと先生の描く女の子は少し地味で、あまり冴えないような雰囲気で、少女漫画らしからぬ感じが、妙に現実的というか、いや日常ってこんな感じだよな〜と思わせてくれます。
男の子は成長してちょっとイケた感じになってくるんだけど、変わらず仲間とアホなことしてるのがまた女性の気持ちをぐっと掴むのかも。
男の子のママである私としても、こんな風に育ってくれ〜とか思うわけですよ。
そして、私を感情移入させてしまうのが、泣き顔。
そんな顔で泣いたらこっちが泣けてくるよ〜と何度もなる。
当時独身だった私もこの漫画を読んで泣いたけれど、子供を持って読んでもまた共感できる漫画であります。
幼馴染み軍団のそれぞれの「家族」がそっとこの作品に寄り添っているので、それもまた若い読者以外の心も掴むのかもしれないですね。
心がじんわり温かくなります。
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