押切蓮介作品「サユリ」レビュー
この作品はなんと言えばいいんでしょうか...。ホラーなんですが、ホラー要素も含みながら感動物でもありますよね〜。幸せな家庭が日々、「サユリ」によって一人一人追い詰められ死んでいき...ある意味バッドエンド以外有り得るのか!?と思ってました。家族が死にゆく中で、霊感のあるお友達が助けてくれようとしますけど、結局その子も何も出来ず...。残されたのは則雄とボケたおばあちゃん...絶望ですよね〜。でも面白いのがおばあちゃんの豹変ぶり...(笑)あのおばあちゃんが急に正気を取り戻して霊をも負かすほど強くなりましたよね!あれには笑いました。特に「人間のっ 怨みも 強いとっ 思い知らせる!!」(一味唐辛子的なものをかける)「ボフォ」(吹き出す)のところはシリアスなシーンなのに笑っちゃいました...。押切蓮介さんの作品ってこんな風にシリアスなとこにギャグ要素入ってるので好きなんです(笑)何か全身全霊をかけて笑わせにきてる感じがして!(笑)2巻はとにかくおばあちゃんの生命力に溢れてて凄く圧倒されちゃいました。サユリにあんな物理的に立ち向かうなんて...とんだスーパーおばあちゃんですよ...。でもバット振り回してタバコふかしてるおばあちゃんって案外かっこいいな〜と思いました。要は気持ちで勝つ!!ってことですね。「病は気から」ってことを(半ば無理矢理?)教えてもらったような気がします!(笑)
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