デュエリストたちについての考察 - 遊☆戯☆王の感想

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遊☆戯☆王

4.634.63
画力
3.88
ストーリー
3.75
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4.13
設定
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演出
4.50
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デュエリストたちについての考察

4.04.0
画力
3.0
ストーリー
4.5
キャラクター
4.0
設定
4.0
演出
3.5

目次

最強デュエリストランキング

様々なデュエリストがいるが、いったい誰が最強なのだろうか。ランキングをベスト5でつけていこうと思う。

1位は間違いなくもう一人の遊戯であるファラオ・アテム。言わずと知れた最強のデュエリスト。最終的には神のカード三枚すべてを手に入れ、決闘者の王国、バトルシティともに優勝を果たした。名実ともに1位であることは間違いない。

次点は海馬瀬人。もう一人の遊戯・アテムの永遠のライバルであり、モンスターの中でも最高位の攻撃力を誇る青眼の白龍を三枚保有している。アテムと対等に戦えるデュエリストのうちの一人ということで2位とした。

3位は闇人格のマリク。遊戯を最も苦しめたデュエリストのうちの一人だろう。その強さの大半はラーの翼神竜を操れるヒエラティックテキストを読めることである。デュエリストのレベルが高いのは確かだが、それがないと強さは半減するのは間違いない。よって3位となった。

4位は闇人格のバクラ。漫画では勝利する描写は一切なかったが、それはアテムやマリク相手だったので仕方ない。それでも戦術はとても高度でしっかりしていたように思える。デュエリストレベルは高いように思えるので4位とした。

5位はイシズ・イシタール。表人格のマリクも勝てなかったというくらいだから実力者であることは間違いない。海馬との戦いでは未来を見るという反則技を使ったがそれを使わなくてもレベルが高いのは間違いないので5位とした。

1位アテム、2位海馬、3位闇マリク、4位闇バクラ、5位イシズとなった。この次に続くのは孔雀舞あたりであると思う。

問題は城之内だ。今回ランキングに入っていないのは城之内の強さにはかなり波があるように思えるためである。詳しくは下記に記載したいと思う。

城之内克也について

城之内は遊戯の親友でありライバルの一人でもある。デッキは真紅眼の黒竜なども入っているが戦士族のモンスターがほとんどであり、ギャンブルカードを多用し、劣勢を覆すことも多い。城之内は強いんだか弱いんだかわからないとこが魅力でもあるが、物語で最も成長した人物である。決闘者の王国では準優勝、バトルシティは4位とかなり結果を残している。しかし海馬には凡骨デュエリストとして見下されている。いったい城之内の実力はどれほどなのだろうか。

簡単に言うと城之内は相手が強ければ強いほど真価を発揮するタイプのデュエリストであると思う。別の言い方に変えると劣勢に立つと実力以上の力を発揮している。町内大会などのそんな強敵がいない場合は真価を発揮できずに負けてしまうのかもしれない。

そうなってくると海馬が凡骨と言っているのはあながち間違いではない。デュエル中にポカをやったりすることもよくある。つまり城之内が強くなるのは相手が強敵のとき限定ということであり、城之内のレベル自体はそんなに高くないと思われる。

ではなぜ海馬には歯が立たなかったのだろう。理由は簡単、気合が空回りしたことが原因にあると思う。単純だからこその最も大きな弱点である。

しかしアテムや海馬は完成されたデュエリストであるのに対して、城之内は底が見えない。ある意味城之内が最も怖いデュエリストであるのかもしれない。

遊戯に勝ったデュエリストたち

上に記載した通り、最強のデュエリストはもう一人の遊戯・アテムである。そのアテムに勝ったことのあるデュエリストが全部で4人いる。なぜアテムは負けてしまったのか、その理由をそれぞれ見ていこうと思う。

一人目はペガサス・J・クロフォード。VTRで遊戯と対戦し破った。しかしこれは千年眼のマインドスキャンという反則的な能力があったためである。さらに遊戯を破ったときは使用しなかったが、トゥーンモンスターという自分だけの有利なカードを作りだし使っているのはこれもまた反則的である。これらがなければ、遊戯どころか海馬にすら勝てなかっただろう。マジック&ウィザーズの生みの親であるが、デュエリストのレベルとしては低いように思える。

二人目は遊戯の永遠のライバルである海馬。デュエリストのレベルとしては最も遊戯に近いのでいつもきわどい勝負にはなるが、海馬が唯一勝った決闘者の王国では本来はこの時も遊戯が勝っていた。しかし海馬は自分の命というある意味最も強力な武器を使って遊戯の攻撃をやめさせた。モクバのためとはいえかなり卑怯であるともいえる。

三人目は城之内。バトルシティでマリクに操られて戦ったときに勝利したが、海馬のときと厳密に言えば少し違うが、同じように命を懸けたゲームだった。こちらも遊戯が勝てていたはずだが、城之内の命を救うため、あえて敗北を選んだ。

四人目は相棒・武藤遊戯。アテムとの最終決戦で倒した。上記二人よりかはマシだがしかしそれでもアテムは不利となることがあった。デッキの問題だ。いくらデッキを組み直したとはいえ大幅に変えられることはなく、遊戯はアテムのデッキの傾向や内容はよくわかっているはずだ。しかしアテムの場合は遊戯がそのデッキで戦うのを見たことがなく、デッキの傾向や内容はほとんどわかっていなかったはずだ。つまり遊戯は対応策をとれるのに対してアテムは取れないというハンデがあった。それでも遊戯の思いがアテムを倒したというのは間違いないと思う。

この中4人の中で胸を張って倒せたといえるのはやはり遊戯だけであると思う。

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