好奇心旺盛な子どもの危険を考える
平均的に女の子が初潮を迎えるのは12歳ごろ。早い子では、小学4.5年生に初潮を迎える女の子もいます。「初潮を迎える」ということは、「妊娠できる身体に準備が整った」ということ。まだまだ子どもと思っているご自身の子どもに性教育はどうされていますか。主人公の女の子はやんちゃな元気いっぱいのどこにでもいるような小学生です。小学校高学年になると、男子と女子の体つきも異なり、お互いに意識をしたり、興味を持ったりします。好奇心旺盛だからこそ、取り返しのつかないこともあります。主人公の女の子は、幼馴染の男の子と、面白半分で性器同士を「くっつけて」しまいます。そのことで、妊娠してしまうのです。現代、性行為の低年齢化が問題視されています。学校でも一応「性教育」は保健の授業でありますが、真剣に聞いているものなら周りからひやかされてしまい、恥ずかしくなるので、あまり真剣に聞いている生徒は正直少ないと思います。家庭でも、「まだ小学生だから」「子どもだから」と、性教育を真剣に行う家庭は少ないのではないでしょうか。子どもは大人が思っているより、いろいろな知識をもっていて、好奇心が旺盛です。しかし、知識はあるけれど、「どんな仕組みで妊娠するのか」「新しい命を抱える」ということをしっかり考えることは難しいのです。まさか自分が妊娠したなんて思わず、いつも通り過ごす主人公。しかし、お腹のなかの命は確実に、大きく成長していくのです。
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