フリースタイル
言葉の暴力
それが象徴的なのがフリースタイル
当時日本では、まだあまり知られていないフリースタイル、この映画を見て始めた人も少なくないだろう。
当時、映画の主人公とライバルの貧富の差が、アメリカにもある中で、アンダーグラウンドの背景に、貧しくても言葉一つで戦って、夢と名誉とマネーを掴む為、重労働低賃金だろうと、劣悪な家庭環境だろうと、理不尽な暴力を受けようと、いつかきっとのしあがる夢を持った青年が沢山いた。
中々悪い環境がここまで揃うと、人は心が折れてしまうと思われる。自分ならうつ病かな。
しかしエミネムは凄かった!
何が凄いって?
この映画で抜群のリリックを見せ、当時日本で無名だったのが、一気に知名度が上がったエミネムが凄い。
日本で外国人のラッパー=エミネムって位、ちょっとお洒落な服屋に行くと、連日エミネムの音楽が流れていた。
そして気づけばラップの認識が日本で変化していったりもした。
1.まず服装!
当時の日本はラッパー=Bボーイ
ダボダボの服にキャップって感じだった。
しかしエミネムは違った。
何処にでもいる真面目そうな青年なんです。
ジーパンによれよれの作業着?Tシャツ?みたいな服。
革新だったんだよね。
そこから日本のスタイルも変わっていき、サラリーマンの様なスーツの人もいれば、オタクの様な人も、言葉を狂気に変えていくフリースタイルを繰り出していく。
2.ラップと映画とTV
ラップの映画なんて、日本では全然なかった位、当時は気にしていなかったのに、今ではいろんな映画がでてるよね。
一つあげると、埼玉のラッパーとかかな!
日本風なラップ映画で、8Mileの様な格好良さは微塵も感じられないけど、駄目駄目な主人公のラップがやりたいソウルや、アンダーグラウンドな要素でいったら、8Mileに負けない位癖になる映画です。
それと最近なんかはTVで、フリースタイルダンジョンなんてのもあるからビックリだよね!
長々と書いといて8Mileの何が言いたいかって?
つまりこの映画猛毒なんです。
なんてね!
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