みんなが楽しめる刑事ドラマ - 相棒の感想

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ドラマレビュー数 1,147件

相棒

4.804.80
映像
4.40
脚本
4.80
キャスト
4.50
音楽
4.40
演出
4.70
感想数
5
観た人
14

みんなが楽しめる刑事ドラマ

5.05.0
映像
5.0
脚本
5.0
キャスト
5.0
音楽
5.0
演出
5.0

目次

どこから見ても楽しめる

毎回犯人が違うのでその回ごとに楽しめるので、初めて見る人とでも見ることの出来る気軽さと私のような相棒ファンだと隣の刑事課の方の特命係を気にする仕草や、角田課長のカップや右京さんの持ち物などセットや細かい演技まで見てしまうさりげないこだわりが誰に話すわけでもなく、自分で楽しめるのがいいです!

例えドラマを見れなくても、次週の話がわからなくてイライラしたり見る気が無くなったりしてしまうことがないのもプレッシャーがなく心から楽しめる一つです。かと言って、見れなかった時は少しへこみますがね(笑)。

恋愛ものだと感情移入し過ぎて自分のテンションまで左右されるので疲れる、ミステリーだと一気に解決まで見ないと気になって仕方がなくなってしまうなどストレスになるのが苦手な私には最高にニーズにマッチしている作品で、見れば見るほどハマるのが相棒です。

個性あふれる愉快な仲間たち

右京さん自身がなかなか個性的で高学歴なので変人扱いをされてしまいますが、出演者もなかなかのキャラクターです。

1番まともそうなパートナーでもある亀山さんは昭和の刑事ドラマに出てきそうな熱血刑事さん。この面々だからまともに見えますが、かなり見応えのあるキャラクターです。頭脳派の右京さんと頭より身体で反応する亀山のコンビはゴールデンコンビ!右京さんのアクも亀山さんの愛嬌ですごく素敵に見えてしまいます。まさに亀山さんマジック!伊丹刑事と亀山さんのやり取りはすごく好きです!警察学校時代から犬猿の仲だった2人はだいたい喧嘩のパターンは同じでも少し言い回しが違ったりして、「あーここから事件の捜査が始まるなあ」と作品に集中していける合言葉のような流れがクドさがなく、安心感のある感じです。また、鑑識の米沢さんの小引き出しに出さられる濃いプライベートを右京さんがさらりさらりと受け答えする感じもたまらないです。自分の趣味や興味のあることを話す米沢さんはとても可愛らしく思え、癒されます。だからでしょうか、個性が強いけれども各々のキャラクターが何者も殺さず、作品全体を盛り上げる一体感が感じられます。

やっぱり魅力は右京さん!

作品自身も非常に興味深いですが、1番はやはり右京さんです。東京大学法学部を卒業しているエリートでありながら、大人はもちろんら子供に対してまで全ての人に敬語で対応する姿は人とは違う雰囲気を醸し出していますね。自分の信念を曲げず、戦い続ける刑事!となれば熱血な感じがしますが、至って冷静沈着。その落ち着きは時に人をイライラさせていることもありますが、心には人間らしい熱い想いを人一倍持っている。右京さんの年齢には似合わないほど綺麗な気持ちを垣間見ることも少なくないです。しかし、刑事という立場での善悪は道徳的にだけでは耳を傾けられない葛藤を右京さんのそのキャラクターでたんたんと分別をしていきます。ただ、たまに体を震わせて怒りをあらわにして怒鳴る姿は何度見ても背筋がググッと伸びてしまいます。また、『人材の墓場』と言われる特命係ですが、右京さんの様な頭が切れて、優しさと厳しさを持ち合わせる人がいる部署だから角田課長もゆっくりコーヒーを飲みにくるんでしょうね。

相棒は気になることがたくさん!でも答えは自分の中に

右京さんのような頭のキレる人が何故、『人材の墓場』と言われる特命係と追いやられているのか。通い続ける花の里の女将さん、たまきさんと夫婦だったことには知りたいことがありすぎるのになかなか解き明かされない。自己主張しがちな鑑識の米沢さんとは違い、自分からは語らない右京さん。作品の中の刑事さんはもちろん私のたち視聴者、皆が聞きたいと思うけど聞けない。でも聞きたい!そんな小さなジレンマを我慢するのも相棒ファンの右京さん好きの楽しさでもあります。作品の中にヒントはあります、語られない部分は自分の感性でこうかな?こうであって欲しいなと模索しています。

事件の捜査より難しい男女の間

右京さんと花の里の女将さんのたまきさん、亀山さんと彼女の女記者の美和子さん。仲睦まじく見えても、一人一人の心の中はやはりわからないということを痛感します。右京さんのたまきさんへの気持ちはもちろんですが、1番辛いのは亀山さんと彼女のことでした。亀山さんの人柄は本当に良いのに彼女とは最後は別々の道を歩むことなります。亀山さんがすごく優しい、でも悔しさも描かれていてすごく見応えがありましたが、ハッピーエンドにならなかったことは残念に思います。右京さんとたまきさんは良縁でありながら、一定の距離を保っています。右京さんが怒る以外で人間らしいところがたまきさんに対しての行動や言動です。たまきさんはあの右京さんを手の中で転がしてしまう程の方で見ていて惚れ惚れしてしまいます。右京さんとはどうなるのでしょうか。

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物理学者と猫

毎週欠かさず観ているドラマですが今回のは特に面白かった。猫をゲージに入れてから次にゲージを開けたときに猫が「生きている世界」「死んでしまっている世界」と二つの世界が存在している。9時20分を境に色々なドラマ世界が展開され、どれが現実なのか異世界なのか次々とドラマは展開する。物理学者の死亡事件によって、後輩による他殺か旦那による他殺か自殺なのか、色々なパターンのドラマが展開され、復讐による事件が未遂に終わるかどうかのドラマもあり、一時間のはずが二時間くらいの見ごたえもありましたし、最後の自殺の場合の考察が長ければ映画に匹敵すると思います。一番意味深い「RT」キーワードに、自殺ということが右京刑事によってすぐに結論ついた。右京刑事の自殺と即決だったのがあっけなさ過ぎて面白かったです。結局事件は自殺、堀井准教授が殺人や殺人未遂を犯すことなく終わり、「RT」が、知子先生がいなくなった今、右京刑事の言葉...この感想を読む

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  • 546文字

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  • 505文字

相棒season1

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4.54.5
  • bettybetty
  • 64view
  • 536文字

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