おじいちゃんだってまだまだイケる。 - スペース カウボーイの感想

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おじいちゃんだってまだまだイケる。

4.04.0
映像
3.7
脚本
3.5
キャスト
4.0
音楽
4.0
演出
3.5

クリント・イーストウッドの監督、主演作品。

その昔、腕利きのテストパイロットで、初の宇宙飛行士になり損ねてしまった男たちがおじいちゃん(失礼!)になって宇宙に行くってお話ですが、

ストーリー的に古い衛星を直せる人がフランク(イーストウッド)ただ一人で、それを直さないと地球が危ないよ!なら、昔のチームで行こうぜ!っていうところの発想がいいなと思います。

じゃなきゃ、おじいちゃん(またまた失礼!)を宇宙に飛ばせないですよね。

なんか、よくある地球の危機!的な映画と男たちの青春ストーリーがうまく一つになっているかな。と。

さらにイーストウッドらしく、笑える部分だけではなく社会的な要素(アメリカとロシアの大人の事情とか。)や、成功の代償(全員は無事に帰ってこられない)もちゃんと描いています。

老体に鞭打って、訓練に耐えるおじいちゃんたちがおもしろくも可愛い。

イーストウッドをはじめ、トミーリージョーンズとかキャスティングもよく合っていたから余計に楽しめたのかもしれません。

イーストウッドの映画は音楽もいいセレクトをするのですが、今回もJazzの名曲「Fly Me To The Moon」(しかもフランク・シナトラのヴァージョン!)の使い方が最高で、私はそこでぐわっっと気持ちを持っていかれました。

どちらかというと男の人が好みそうな映画ですが、女性でも愛するご主人や恋人がこのカウボーイたちのように宇宙に行くことになったら。。。と思って観てもおもしろいかもしれませんね。

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