感動のロボスポーツ感動巨編
3頭身ロボが織り成す、感動のスポーツドラマ
このアニメは泣けます。その見た目からはそうは思えないでしょうが、泣けます。泣きました。シルキーの回で。
このアニメはスポーツもので、主にサッカーと野球になるわけですが、当然出場メンバーが限定されます。最初は弱小チームのシルバーキャッスルにある日、マグナムエースという野球リーガーが来るところから、物語が始まりますが、最初はいいんです。弱小チームに強いスケットがくる。回を重ねて、一人ずつ仲間が増えていく。
すると、メンバーが飽和状態になり、初期の弱小メンバーは、スタメンから外れるわけですが、その彼等にもしっかりフォーカスがあたります。しかも、魅せます、泣かせます。
そんなサブキャラの中のサブキャラまで、しっかりキャラがたっている。
臭いというかもしれない、ベタと言えるかもしれない。
でも、僕は熱いと言う!このアニメは果てし無く、熱い!
この胸のオイルを熱くたぎらせてくれる。そんなアニメです。
全てがベタ、だがそれがいい!
展開はベタですよね。フェアプレーを信条にラフプレーヤーにフェアにぶつかって行く。 そして、典型的な反則悪役リーガーと、死闘を通して、分かり合い、そして仲間になる。最期にはアクの親玉まで、フェアプレーに熱狂する!王道ストーリーですね。奇抜ではない。
しかし、面白い。何度みても、面白い。それは、私たちはそういう王道な話がなんだかんだ好きなんです。 その王道をしっかり見せてくれる作品は、やはり傑作といえると思います。この作品だと、悪役はゴールド三兄弟。作品の中盤が、対ゴールド三兄弟編のハイライトになりますが、フェアプレーとチームプレーで闘うシルバーキャッスルに、ゴールド三兄弟は押されますが、彼等もまたフェアなチームプレーに目覚め、最高の試合を演じます。以後、シルバーキャッスルのピンチに彼等は訪れる。フット!おう!マスク!おう!竜巻フォーメーション!!
痺れます!
そして、同時にこのアニメには謎があります。主役であるマグナムエースの出自が物語後半まで謎に包まれている。
それが、徐々に解き明かされていきますが、このアニメの最後の強敵ファイター兄弟。彼等がマグナムエースの実の兄弟だった。と、ストーリーの構成も実にしっかりとくまれている。
そして名作には明言がかかせません。
マッハ ウェンディ
チャンスは待っているだけでは、ダメだ!掴みに行かなくては!
マグナムエース
これが俺からの第1球だ!
剣の道は、バッターボックスにもあるという事だ。
実に骨っぽく、男らしいセリフ廻し!一度は言ってみたい。
言いましたよ。これが俺からの第1球だ。 ハイ?
この場合、セリフを言うチャンスは強引に掴みに行ってはダメだ!待っていなくては!笑
セリフもベタですよね。だが、それがいいんです。
一本しっかり鉄骨が入ったアニメなんですから。
アニメは昔は、今よりは子供向きでした。ルパンの例もあるんで、一概にはいえませんが。それが、大人を対象にするようになり、多様化し、複雑になり、現代社会を反映するような、薄暗い作品も増えたでしょうし、学園王道萌、ある日突然萌少女降臨系も増えたでしょう。
それらもいいです。しかし、骨太な熱血ものは、何度みても飽きない魅力がある。それはただ、先が気になるからみるわけではない。それなら一度みたら、つぎはいりません。
感動があるから、心がうごくから、何度でも繰り返し見て、気持をアイアンリーガーにするんです。
作画、曲、声優
作画に関しては、もちろん今のアニメと比較しては、やはり低いでしょうが、当時としては十分なクオリティだと思います。
そして、曲ですが、これまた素晴らしい。挿入歌まで、素晴らしい。疾風アイアンリーガーとwith 友よ共に、ゴールドスピリッツです。カラオケで必ず歌います。
この作品を盛り立てている言っていいでしょう。
明日を目指せ!その心で!いい歌詞ですよね。
僕は暗黒の日々を過ごしていた時期、この歌に励まされました。孤独の最中。
極めるその先には必ず友が、無口な視線で見守る友がいるー!なるほど、そうか!極めるしかないと!笑
声優陣は、いいですよ!有名どころが、多数!
中でも、ゴールドフットが碇ゲンドウです。
キアイリュウケンがベジータです。
マグナムエースはガウリィです。
特にベジータのキアイリュウケンは、いいですね!
MADを作るなら、この辺りから引っ張るのもあり?笑
いいアニメの条件は沢山あると思いますが、曲、キャラ、ストーリーが三位一体になった時に、名作になると言えます。
キャラに関しては、セリフ、個性、それにマッチした声優が三位一体になり、良キャラとなるでしょう。
このアイアンリーガーは、サブサブキャラまでが三位一体を成した人気をとれるようなキャラであり、曲がこの作品の熱さをより一層盛り立て、完璧な王道を愚直なまでに貫いた、まさにフェアな三位一体の傑作といえるとおもいます。熱さ、情熱をストレートに感じて欲しい!
なぜ、アイアンリーガーが割とマイナーなのか、実に惜しい。隠れた超名作アニメです。
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