父子家庭と女子高生のお料理特訓 - 甘々と稲妻の感想

料理やグルメを題材にした作品はたくさんありますが、料理経験のない父と幼子を中心に家庭料理を習得していくというのは今まで無かった設定だと思います。

妻の死で突然、家事育児のすべてをこなさなくてはならなくなった父。

コンビニ弁当やファミレスばかりの生活、まぁ…そうなるよねぇ〜という感じ。

しかも、この父。

グルメ漫画なのに食細い性格！

食に対してあまり執着がないんです。

それでも、食べ盛り育ち盛りの娘のために、教え子の女子高生の自宅兼小料理屋で料理を作りながら学んでいく。

描写はグルメ漫画にしては線が少なくデフォルメされた作画ですが、キャラクターのハフハフと美味しそうに食べる表情で、料理の美味しさが伝わって来ます。

なので、料理そのものが美味しそうというより、キャラクターが食べてるところを見て読者の胃が刺激される感じです。

話の終了ページには手書き風のレシピも載っています。

この作品の良いところは、

凝った食材を使っていないこと。

メニューは豚汁だったり、唐揚げだったりと身近な家庭料理ですし、レシピに載ってる食材は冷蔵庫の中や、スーパーに行けば必ず売っているものばかり。

お料理をはじめたばかりの方でも作りやすいものになっています。

また、作中では保育園に通う娘がお手伝いをするシーンも多数。

子どもがいふ家庭では、一緒に料理を楽しむきっかけになるかもしれませんね。

個人的には、父と教え子の女子高生ちゃんがこの先どんな関係になっていくのか…♡

が気になるところです。