子供の頃にみた印象と違う
小学生か中学生の頃にみたときは、ストーリーが明快で善悪がはっきりしてる(作中では七人も善ではないと言っていますが)うえ、ヒーローが悪役をバタバタ倒していく様が大変痛快で好きでした。 わくわくさせるような音楽もいいですよね。 しかし、映画を沢山みてきた今みると、少し内容が希薄と感じてしまいます。 桃太郎的にゲットしていく仲間は動機がすくなく、低報酬にも関わらず参加していきます。 そしてあれだけの腕をもちながらあっけなくやられてしまいます。 個人的にはバッドエンド好きなので仲間が死んでいく方がいいのですが、少年たちに邪魔されて死んだりとあっけなすぎます。 例えば捕らえられて鞭で拷問受けるとか、味方の前で銃殺されるとか、感情移入できるような重いシーンで見せ場をつくってほしかった。 そして、あっけないといえば、敵のボスが一番あっけない。 あのシーンだけのせいで星は1つ減りますね。 あとは、若いカウボーイに恋した女が、ちょっと顔も行動もキモくて引きました。 寂れた町だからしょうがないのですが、アンジェかキャメロンレベルなら、もっと楽しめたかな。 ぽんぽんテンポよく進んでしまい、軽いアクションにしか見えなかったです。 ただユル・ブリンナーは相変わらずかっこいい。 さて、本家の黒澤明監督『七人の侍』でも見ますか。
- あなたも感想を書いてみませんか?
- レビューンは、作品についての理解を深めることをコンセプトとしたレビューサイトです。
コンテンツをもっと楽しむための考察レビューを書けるレビュアーを大歓迎しています。 - 会員登録して感想を書く(無料)