文藝春秋のおすすめ作品一覧
文藝春秋の代表作から最新作まで全1808作品を、人気の高い順に一覧表示しています。レビューンでは、感想と評価をもとにおすすめの作品をご紹介しています。
路(ルウ)
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日本の新幹線が台湾を走るという壮大な夢の実現
吉田修一のイメージとは少し違った作品吉田修一の作品は「東京湾景」や「7月24日通り」のような現代若者の恋愛や生活、心理などが生き生きと描...
下流の宴
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母親ってやつは…
由美子の上流志向はいつから?わかる、わかるよー。それが『下流の宴』を読み始めてすぐに思ったことでした。何がわかるのかって、それは母親の由...
かわいそうだね?
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かわいそうの受け取り方は難しい
アキヨというモンスター男性にとってずーっと飽きのこない女性の特徴はなんでしょう。長い交際期間を終えて一度関係をリセットしているにもかかわ...
地下の鳩
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退廃的雰囲気を醸し出す西加奈子得意の夜の世界 私はこれを黒加奈子と呼ぶ!
代表的黒加奈子スタイル私は西加奈子の小説を愛している。彼女の作風は大きく二つに分かれる。「うつくしいひと」「炎上する君」「キリコについて...
花の鎖
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美しく哀しい鎖に縛られた3代にわたる女性たち
3つの話が同時進行する展開この「花の鎖」は湊かなえらしい魅力に溢れている。全体の構成としては3つのストーリーが同時に進行していくのだけれ...
葡萄と郷愁
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女性にお勧め
『葡萄と郷愁』、タイトルがキーワードになっている。日本人女性、ブダペストに住む女性、2人の女性が人生の岐路で悩み決断する話。女性の心の揺...
イルカ
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静かに浸透していくお話
自然な営み妊娠という人生の転機を慌てず地に足ついたまま受け入れる姿勢が不思議で、しかし、すんなり自分の中へと落ちていく納得が感じられまし...
メイプル・ストリートの家
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思いがけない発想に驚く作品たち
キング・ホラーとしては若干弱めな印象かこの「メイプルストリートの家」には、全部で5つの作品が収められている。その5つが5つともが、どうし...
ビッグ・ドライバー
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「不愉快で手厳しい」というテーマの小説
原題「Full Dark,No Stars」からの1冊この「ビッグ・ドライバー」は、「Full Dark,No Stars」から2分冊さ...
キャパの十字架
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推理していく過程。
沢木耕太郎さんの作品を様々読んでいると、ロバート・キャパとのかかわりがとても深いことが分かる。そして、ずっと、あの有名な写真、スペイン戦...
あなたと、どこかへ。
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ここではないどこかへ旅立つ8つの物語
ここではないどこかへタイトル「あなたと、どこかへ」という言葉通り、この本はどこかへ誰かと旅立つということをテーマにして書かれている。書く...
おらんくの池
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爆笑必至、山本家AtoZ
週刊文春での同名の連載をまとめた本の第一段。山本一力の日々感じたこと、考えたこと、経験したこと、のつれづれなるエッセイだが、眼目はなんと...
耳袋秘帖 人形町夕暮殺人事件
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人形
耳袋秘帖シリーズ。今回はまたちょっと現実離れしてしまった感がありました。ありそうでなさそうな話、ぐらいのほうが面白いのにと残念です。特に...
沙中の回廊
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古代中国を舞台に精緻で華麗な文体を駆使して、躍動する人物像を描いた 「沙中の回廊」
それにしても、どうして宮城谷昌光の小説は、これほどまでに胸が躍るのか。読んでも読んでも、その思いはつきることがない。「沙中の回廊」は、古...
オカメインコに雨坊主
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チサノの口調が面白かった
乗る列車をうっかり間違えて辿り着いた山間の村で暮らし始めた「ぼく」は、よろず屋の孫である、大人びたというよりも、まるでおばあさんのような...
真珠夫人
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菊池寛は女性を愛してくれた
女性を愛してやまない菊池寛男性のために人生を狂わされ猛烈に反抗して太く短い生涯を駆け抜けた女の物語。封建的な時代に男の後ろに控え、まるで...
大地の子
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中国と日本の歴史が分かる壮大なドラマ
いわゆる中国残留孤児をテーマにした物語で、テレビドラマ化されて、大ヒットしました。戦前のまだ貧しかった日本は、満州に活路を求め、開拓団と...
子どもは判ってくれない
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大人へのメッセージだろうな。
子どもは判ってくれない、という「子ども」は、幼児でもなければ児童・生徒でもないんですね。まえがきに「この本の想定されている読者は『若者た...
悪霊の島
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孤独な島と孤独な男の恐怖物語
若干の読みにくさが否めない上巻この「悪霊の島」は、上下巻ある長編物語である。物語の長さから言うと、「リーシーの物語」や「11/22/63...
霊鬼頼朝
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もともと頼朝は人質で苦労したそうですね。
源氏武士はもともと冷たい側面を持ちあわせています。彼は子供の頃に北条家に預けられ、少年期を過ごしたと言います。その弟義経は自分が源氏の御...