ジゼル・アランのあらすじ・作品解説
『ジゼル・アラン』は、笠井スイ著作、エンターブレイン発刊の漫画である。 2015年2月現在、コミックスは4巻まで刊行されている。 物語の舞台は20世紀初頭のヨーロッパ風だが、色々考証をしてみるとちぐはぐな所が見受けられそういう架空の街であると受け入れればいい。 お話としては非常に分かり易く、一話完結を取っているので気軽に、雰囲気を楽しみながら読める。 主な登場人物は2人。ヒロインであり、タイトル名にもなっている13歳の少女ジゼル。資産家のアラン家の令嬢ではあるが家風に馴染めず、姉が所有するアパートの大家をするために家を出る。令嬢らしく教養はあるが世間知らずでワガママ、おまけに奔放な性格でアパートの住人で小説家志望の青年、エリック・ルブランを従えて何でも屋を開業。その旺盛な好奇心の赴くまま、様々な事件に首を突っ込んでいく。 人によっては少々粗が見えるかも知れないが、その丁寧な背景と人物の描写が楽しめる作品である。
ジゼル・アランの評価
ジゼル・アランの感想
お嬢様の日常
「ジゼル・アラン」は笠井スイ先生の作品です。20世紀初頭のヨーロッパが舞台となり、アパートの大家さんをつとめるジゼルが周囲を巻き込みさまざまな出来事を引き起こすという漫画になっています。主人公のジゼル・アランはアパートの大家さんをつとめるお嬢様です。この主人公が何でも屋をひらき、さまざまな騒動をおこしていきます。ただこのソフトは、お嬢様の漫画といっても高飛車だったり傲慢なかんじではなく、できないことをくやしがったり、知らないことを知って楽しんだり、ときには悲しんだりとジゼルお嬢様の成長をみていくというかんじのまんがになっています。面白いので読んでみてください。