悪の教典の評価
悪の教典についての評価と各項目の評価分布を表示しています。実際に漫画を読んだレビュアーによる評価が2件掲載中です。
各項目の評価分布
悪の教典の感想
最後の最後までまったく目の離せないサイコパス
生徒を導く教師の闇まず登場人物を最初に全部紹介するんですよね。カラーがわかるように。そしてこの学校には怪物が棲んでるそう言い切る。誰が?何が…?気になる始まり方をするので、ここでもう心わしづかまれているわけです。読んでいると、なんか全部闇な気がして、誰もが自分を守って自己主張ばかりしていることにうんざりしてきます。そして、蓮実先生という誰からでも好かれる人間が、救世主のようにすら見えてくる。この矛盾がすごくうまいんですよね。確かに、うまく話をして生徒たちをまとめあげる力ってすごいと思うんです。というか、それが普通の教師だよなーって思う。「教育」というのは正しく生徒を導くことであるとすると、蓮実のやっているみんなの統率を図っていく方法はあながち間違ってないんです。だけど、裏を返してみると、自分の思い通りにしたいという欲望のあらわれなんですよね。そして、うまくいかないと判断すると、一気に抹...この感想を読む