白球を叩け!のあらすじ・作品解説
『白球を叩け!』は集英社の週刊マーガレットに連載され、単行本も全4巻が発行されている、卓球のスポ根漫画である。原作は若桜木虔(わかさき けん)の同名小説を劇画化したもので、『きらめきの季節』として映画化もされた作品である。作者は柿崎普美(かきざき ふみ)で1970年代から週刊マーガレット、のちに秋田書店の月刊プリンセスに作品を掲載しており、SFやファンタジーの分野が主であった。作品リストとしては、悪魔は眠らない、スターダスト・ストーリー、星樹、ブラッディ・マリィ、闇姫転生、バースナイトなどがある。 『白球を叩け!』のあらすじとしては、主人公の少女は心臓病(心房中隔欠損症)のため激しい運動ができないが、瞬発的な運動は短時間ならできるので、心肺に負担がかからないようコーチと二人三脚でサーブを鍛え、前陣速攻で闘う設定となっていた。全くの実話という訳ではないが、実際にモデルとなった世界ランカーの心臓病の選手が実在していた。