かもめのジョナサンの評価
かもめのジョナサンについての評価と各項目の評価分布を表示しています。実際に小説を読んだレビュアーによる評価が1件掲載中です。
各項目の評価分布
かもめのジョナサンの感想
飛ぶこと=働くこと
ベストセラーであり、とても有名な本なので、教養として読んだ。食料をとるためだけに飛ぶ、ということに疑問をもったかもめのジョナサン。ジョナサンは、飛ぶという行為そのものにのめり込んでいく。そのせいで群れを追放されてもなお、飛ぶこと、自由を追求することにのめり込む。現代社会において、この本での飛ぶということは働くということに置き換えられると思う。衣食住を得るためだけに働き、生きているのか、という問いを投げかける本だ。”人生には食うことや、争うことや、権力を奪い合ったりすることなどより、はるかに大事なことがあったんだと”というフレーズが胸に響いた。