瞬きのソーニャのあらすじ・作品解説
瞬きのソーニャは、集英社が発行する漫画雑誌グランドジャンプにおいて2009年から不定期で連載されている作品である。作者は弓月光であり、単行本は2014年の時点で2巻が発行されている。 物語の舞台は1989年頃の旧ソビエト連邦の極秘研究施設から始まり、国家機密プロジェクトで人工的に造られた人間兵器のソーニャ・ザイツェフを巡るストーリーとなっている。ソーニャは遺伝子操作により、常人とは比べ物にならないほど身体能力に優れており、シベリアで育った凶暴な虎よりも素早い動きや、一瞬で首をへし折るほどの怪力を持っている。優しい性格を持つソーニャが、人間兵器として利用されることを危惧したヴィクトル・ザイツェフは、ソーニャを連れて中国へと逃亡を図るが、国家が秘密裡に開発した兵器であり、多国間へ漏らしてはならない対象であるため、ヴィクトルとソーニャを捕獲する部隊に狙われることになる。やがて中国や、香港、アメリカのCIAなどの組織からも狙われることになり、ソーニャは人間として成長しながらも過酷な逃亡生活が続いていく。