夜のスニーカーのあらすじ・作品解説
星里もちる氏のラブストーリーマンガ、夜のスニーカーは、プラトニックなカップルを描いた作品である。 恋愛に奥手で、合コンに参加してホテルへ行っても女性に手を出すことが出来ない中川。中川の奥手ぶりを心配した中川の友人が同じように純粋なミサキを紹介する。二十歳代後半の二人だが、互いに恋愛に対してコンプレックスを抱いており、ミサキは出会ったばかりの中川に結婚を前提としたお付き合いしか出来ないことを告げる。 ウォーキングが趣味で、歩いて帰ると言うミサキに対し、中川はスニーカーを出し、一緒に歩くことに。ふたりはウォーキングを通して意気投合し付き合いを始めるが、中々体の関係が持てずに悶々とする、大人のプラトニックな関係を描いている。 経験がない訳ではないふたり。経験を積んだからこそ、体の関係に至るまでのもどかしさを星里もちる氏が巧みに描いた夜のスニーカーは、大人が見ても、学生が見ても楽しめる究極の純粋な大人のラブストーリーである。