まだ、生きてる・・・のあらすじ・作品解説
まだ、生きてる・・・は、本宮ひろ志の漫画作品で、週刊ヤングジャンプ誌上にて2007年5・6合併号から連載を開始、2007年18号で終了、単行本として全2巻を刊行している。 今作品は、再就職先がきまらない岡田謙三が家族に裏切られ人生に絶望し、故郷の田舎の山林で命を絶とうとするのだが・・。 森の中、背広姿という場違いな岡田謙三は疲れた表所を変える風でもなく木に登ろうとするが滑り落ちてしまう。木すら簡単に登れない自分を情けないと口に出し、落ち着くためにタバコを吸いはじめる。岡田は顔を上げ、首吊り自殺のために準備したロープを眺めるのであった。そんな岡田は経理一筋38年だがパソコンが操作できないため再就職できないでいる。昼食を公園のベンチでとり帰宅すると、衣服などが散乱しており、あわてて警察に連絡を入れようとした時、目に入ったのが離婚届だった。 冗談だと思い、携帯で妻や娘、息子にも連絡を入れるがすでに使われていないという無機質な声が聞こえてくるだけ。銀行に預金番号を確認すると、すでに解約済み。すべてを失い絶望した岡田は郷里で人生を終えようと決め、故郷に戻ったのである。
まだ、生きてる・・・の評価
まだ、生きてる・・・の登場キャラクター
岡田憲三
よみがな:おかだけんぞう 性別:男性 国籍:日本 住まい:木の上に竹で建てた小屋 特徴:山奥に入り首吊り自殺を図るが、失敗 価値観:家族に捨てられ絶望する 物語上での目的:死ぬまで生きることを決意 職業:元サラリーマン 生活:自給自足の生活を送る 享年:65歳