宵待ちブルーのあらすじ・作品解説
宵待ちブルーは、羽柴麻央の漫画作品で、マーガレットコミックスから単行本全1巻を刊行している。 今作品は、原作者の短篇集となっており、ネバーランド、マブタノヒト、宵待ちブルー、ソラミミ、光のテーマの5作品が収録されている。 外は雨。女子高生の児玉つかさは、幼なじみの桂太郎とその彼女・高橋が一つの傘で下校する後ろ姿を見ながら、昔を思い出し感傷に浸っていると、いつの間にか追試が終わり、答案用紙が真っ白なことに慌てる。無理してこの高校に入ることはなかったと後悔し、あの国に戻りたいと物思いにふける。そんなつかさに声をかけるのが、もう一人の幼なじみ善である。つかさと桂太郎と善の3人は幼なじみで同じ高校に通っているのだった。 翌日の放課後。つかさは、善に借りていた傘を返して欲しいと頼む桂太郎に昨日の下校時のことを茶化すのだが一人になると無性に虚しくなってしまう。この日もつかさと善は一緒に下校、途中にある公園のブランコに座り幼いころの思い出話をしていると、いつもはおちゃらけている善が真顔でつかさに告白した。
