光の父親はあなたしかいないのよ...!!
東幸子
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自閉症に限らず、子育てのバイブル本書が世に出たころ「自閉症」という障害はまだ理解が広まっておらず、「自分を閉ざした暗い人」「育て方が悪い」など勝手なイメージがついていました。子供の人生が光り輝くように…そう願いをこめて名付けた「光くん」。この子は自閉症でした。乳児検診で子供の発達の遅れが指摘された主人公・幸子は悩みます。しかも初めは「この子、耳が聞こえていないんじゃないの?」と医者に言われてしまいます。自閉症の特徴の一つに「視覚優位」というものがあります。耳から入る情報より目から入る情報のほうが処理しやすいため、医師の質問などに反応せず「聞こえていない」と判断されてしまっていました。今ではありえない!と思ってしまいますが、わが子がこんなことを言われたら…と思うと胸が苦しくなります。自閉症の特徴が生きたエピソードは本書でたびたび登場します。レントゲン検査を受けることになった場面では、手順...この感想を読む
よみがな:あずまさちこ
東幸子
子どもの障害や育児に関して夫と揉めて家を出た際に夫が仕事中に倒れてしまい、病院に幸子がお見舞いに言った言葉。