鋼の錬金術師の感想一覧
漫画「鋼の錬金術師」についての感想が9件掲載中です。実際に漫画を読んだレビュアーによる、独自の解釈や深い考察の加わった長文レビューを読んで、作品についての新たな発見や見解を見い出してみてはいかがでしょうか。なお、内容のネタバレや結末が含まれる感想もございますのでご注意ください。
錬金術師とアメストリス国家についての考察
兄・エドワードVS弟・アルフォンスシンから来たリンの付き人であるフーとランファンと戦った後、錬成陣なしで錬成できるようになったアルを見てエドが次回から鎧の錬金術師が始まります、と言っていた描写があったが、はたして兄のエドと弟のアルはいったいどっちが上なのだろうか。この時は身長、ケンカ、錬成テク、兄の威厳と比べられていて、最終的になぜかネコの上乗せで兄の威厳が落ちてしまい、弟のアルフォンスが勝利していたがいささか納得がいかない。ひとつひとつ検証していきたいと思う。まず身長は言うまでもなくアルの圧勝である。鎧姿のときはもちろん、その前からアルのほうが高かったのであるが上である。続いてケンカだが、以前エドはケンカでは一度もアルに勝ったことがないと言っていた。しかし病院の屋上では初めてアルに勝利していた。このことから現在はほとんど差がないといっていいと思う。よって引き分けとする。そして錬成テクだ...この感想を読む
エルリック兄弟登場!
一巻から作画安定してるなぁと思う。荒川 弘さんは本当に絵がお上手な方だ。オートメイル(機械鎧)とか、ホントいちいち描くの大変そうなんだが。一巻目なのでキャラ紹介的な要素が強いかな?二人の身体の仕組みから入って、信条・決意のようなものが明らかになり、敵役っぽいひとたちも登場。そして世界観が窺い知れるエピソード。最後は焔の錬金術師、ロイ・マスタングの登場で盛り上がり。エドもアルも、自分たちが正しいと思うことを信じて動いているのが伝わってくるし、意志の強さのようなものがビシバシ伝わってくるのが心地良いというか。すごいかっこいいんだよなぁ。思えばヨキさんはこれが初登場。一巻からのお付き合いになるなんてすごい(笑)。
泣かせるストーリー
この漫画で「錬金術」という言葉が世に知れ渡ったといっても過言ではないと思います。私が実際この漫画を読み始めたのはヒットがかなり落ち着いた頃だったのですが、全く読んだ事がなかった時代も「鋼の錬金術師」というワードをよく耳にしたのを覚えています。ちなみに略称は「ハガレン」で、連載終了の時点で、少年ガンガンの連載作品の中で、最長連載されたことでも有名な大人気漫画です。錬金術が存在する、19世紀のヨーロッパをモチーフとしたこの漫画。主人公であるエドワード・レトリックが国家錬金術師となり、弟アルフォンスと共に、賢者の石を探すたびに出るというあらすじです。感動あり、冒険ありの大好きな漫画です。
幕開け
この巻は第一巻なのですが、話は中途半端なところから始まります。錬金術師はとてもかっこいいです。実際には錬金術師とは金を作る人たちのことをいいますが、この漫画では違います。鋼の錬金術師であるエドワード・エルリックは、手を合わせるだけで錬成してしまいます。弟は錬成陣を書かなきゃできないのに。なぜでしょうか。でも、僕も最初は兄はあの鎧のほうで、弟がチビのほうだと思いました。誰でも、最初はそう思うと思います。でも、あの鎧の中は空なのです。不思議です。まあ、それは後々わかると思いますが。立って歩け。前へ進め。あんたには立派な脚がついてるじゃないか。ものすごい名言ですね。とても感動しました。
母親の存在の大きさを感じる。
生き返らせたいと思う命は肉親しかいなくて、やっぱり幼い兄弟には、それは母親だった訳で…弟の体が無いってどんな感じなのかなぁって思いながら読みました。不安になる時もあるだろうに、2人はとても強そうに見えます。そこがまたすごく引力があるんですが…。気になる、気になってしょうがない漫画を見つけてしまった、そんな感じでした。重過ぎる過去の話を読んでいると思っていたら、次々問題も現実でも起こり、目が離せず面白いです。2人の行く末が気になります。どうか、幸せになって欲しいと願ってしまいました。アニメも観てました。そちらもなかなか良かったです。アニメにはアニメ、漫画には漫画の良さがあると思います。
話が重い、考えさせられる。
最初はただの変わった兄弟の話かと思っていたのですが、一巻だけでも十分話の内容が重くて責任というものを考えさせられました。彼らは自分のやったことの罪の大きさを知り、それでもなくした物を取り戻そうと必死に頑張るんです。その途中でいろんな人との出会いがあります。この一巻では兄弟たちがどうしてそんなことになったのか、弟に至ってはなぜ鎧になってしまったのか、今後に関わってくるものが書かれているので当たり前ですが一巻は外せません。重い話でもありますが、ギャグ要素も満載です!兄のエドはチビッて言われると過剰に反応してしまい言われてもいない事まで口に出して怒りまくりますので、そこが面白いです。
鋼の錬金術師、鎧の弟
スクウェア・エニックスより刊行されていた荒川弘先生の鋼の錬金術師。現在アニメが放映されている「銀の匙」作者の前作でもあり、2度のアニメ化、映画化もされていて最終回を迎えるときにはニュースにもなったほどの人気作です!右手と左足が機械鎧の兄で国家錬金術師でもあるエドワード、全身が鎧で錬金術ももちろん使える弟アル。2人が自分の体を取り戻すために賢者の石を探す物語の第1巻です。錬金術、賢者の石をテーマにしながら錬金術や機械鎧を駆使した戦闘シーンがあったり感情移入する人間味あるシーンやコメディシーンなど盛りだくさんで多くの方が楽しみ、満足できる漫画だと思います。名言も多く、演出やキャラクターの表情などもあり心にぐっときたり考えさせられたりするようなお話です。裏表紙や終わりの方にあるおまけ漫画も目が離せません!!
壮大かつ爽快な、ファンタジー
漫画をあまり読まないという人でも、名前を聞いたことがあるという程度にブームになった鋼の錬金術師の1巻です。「チビ」と呼ばれると激怒する主人公の、過去のあやまちから数ページ後には一転して、軽いノリツッコミ的な会話へと変っています。その変化でギャグ風味かと思いきや、主人公たちの抱えている過去への償いや、通りがかった街での出来事など、どれもが善と悪というテーマだけでなく考えさせられるものが多い、入り組んだ展開となっていて、読み始めたら一気にラストまで読んでしまうでしょう。主人公が巻を重ねるごとに、成長していく姿は、読んでいて感動と強さをあたえてくれます。
鋼の錬金術師
アニメ化も決まった「銀の匙」作者・荒川弘先生の全作品。こちらもアニメ化、映画化とされています。ちょっとダークな雰囲気がただよいつつも王道の少年漫画。少年漫画といっても、独特の哲学や倫理感も漂っています。子供の頃母を亡くしたエドワード・エルリックは弟のアルフォンス・エルリックと共に母親を生き返らせようと人体実験を行う。しかし錬成に失敗し、弟は体の全てを、兄は右手と左足を失った。その後、12歳となったエドワードは国家錬金術師になり、弟と共に元の体に戻る為に賢者の石を探す旅に出る。とそんなお話なのですが、敵キャラクターや謎の男などが現れ「どうなっちゃうの?」と展開が気になってしまう作品です。