Y氏の隣人のあらすじ・作品解説
「Y氏の隣人」(ワイしのりんじん)は吉田ひろゆきによる漫画作品。「週刊ヤングジャンプ」(集英社)に2002年まで連載された。単行本は全19巻が発刊されている。また続編にあたる作品として「Y氏の隣人R」(アール)がある。 物語は1話完結のオムニバス形式で、さまざまな悩みを持った人が各回の主人公として置かれる。そこに訪ねてくるのは幸福の伝道師「ザビエール」、フランシスコ・ザビエルを思わせる風貌の彼は、持参した不思議なアイテムを悩める主人公に与えて悩みを解消しようとする。しかし時として決して幸福とはいえない、不幸な結末を招いてしまう事もある。人間のもつエゴイズム、また世の中の不条理さを描いた作品である。 本作は映像化として実写ドラマ化がされており、TV放送においてはTBS系「ギミア・ぶれいく」内の1コンテンツとして(竹下景子主演)、また映画(VHS・オリジナルビデオ版)が1997年に発売された(つぶやきシロー主演)。