曲がれ！スプーンの感想一覧
映画「曲がれ！スプーン」についての感想が4件掲載中です。実際に映画を観たレビュアーによる、独自の解釈や深い考察の加わった長文レビューを読んで、作品についての新たな発見や見解を見い出してみてはいかがでしょうか。なお、内容のネタバレや結末が含まれる感想もございますのでご注意ください。
素敵残念超能力。
まだ本作に興味も感心もなかった頃、フライヤーがちょっと可愛かったのでたまたま手にとって眺めてたら、書いてあったことが面白くて興味を惹かれたので観ることにしました。自力で移動て！でもその一文のお陰で良い映画に出会えたので感謝です。元が舞台作品であるというのがよくわかる、絶妙な（ほぼ）ワンシチュエーションコメディ。そうか、アレさえも伏線であったのか…と唸ること頻回。あんな風に会話が目一杯繰り広げられる映画は、観てると脳細胞が活性化していく感じがして大変好きです。そして津々浦々取材で旅する米の様子の表現方法も素敵でした。ADのお仕事も大変ですね。ファイト。サマータイムマシンブルースも好きだったので、ちょっとした小ネタにはニヤッとしてしまいました。劇団俳優さんがたくさん出てくるのも高ポイントな作品です。
a_s
心がほっこり温まるハートフル超常現象!!
長澤まさみさん×歌が大好きなＹＵＫＩさんが手がけている作品でしたので、早速拝見しました。映画のテンポとしては、間延びしている感じは多々ありましたが、とても心の温まるハートフルな作品でした☆まず、長澤まさみさん演じる米が、純粋でまっすぐ！大人になっても超常現象を信じているという設定と長澤まさみさんがとっても合っていて、見ていて可愛かったです。そして、エスパーを演じる脇役の方々の演技力には圧巻で存在感が凄かったです！しっかり脇が固めらていたからこそ、最後まで楽しく見る事が出来ました。ラストへの展開が結構強引な気もしてう~ん。。思いましたが、何気にエンドロールにサプライズがあって、ちょっとそこは期待してなかったので嬉しかったです☆
しましま
新たなヨーロッパ企画ファンを作る
大好きなヨーロッパ企画の舞台が原作になっている映画。実は超能力を持っている人は結構いる。クリスマスの日にカフェ de 念力に集まった人たちも超能力者。でもその超能力がくだらない・・・。透視やテレパシーができると聞けば、すごい！と思うだろうが、詳しく聞いてみると、本当に超能力？と聞いてしまいそうなくらいのスケール。けれどその具合がとても心地いい笑いを誘いだす。ラストに向けてそれぞれの超能力が組み合わされて、まさかの展開になるところは最初に予想することができない。この作品が好きな方は、同じくヨーロッパ企画原作の「サマータイムマシンブルース」もオススメ。ただ、長澤まさみさんを主演に持ってきて無理やりシネコン向けにした感があるので、割りきってミニシアターにした方がまとまりがよかったかも。
aoi1981
ほんわかコメディー
実は世の中には超能力者と言われる人がちゃんと存在していて、それぞれが自分の能力を他人に知られないように生活しているんですよ、というお話です。 能力を隠しながらも自分と同じ能力者同士のつながりを求めて年に1回会合を持つ人々。その会合場所に、テレビ局の落ちこぼれAD（？）が紛れ込んできたためにあたふたする超能力者たちの姿が面白い。もとは舞台で上映されたものの映画化らしく、ほとんどが喫茶店の中でのお話ですが、脚本の見事さゆえにまったく飽きることがありませんでした。だけど、作品全体のチープ感は否めません。 子供の頃、SF小説が好きだった私にとって、とてもしっくりくるコンセプトの映画でした。もしかしたら普段何気なく付き合っている人々も実は超能力者だったりなんかして……、と考えるのは楽しい、そしてちょっと怖いことですけどね。
Mrs Green
