インスタント沼の感想一覧
映画「インスタント沼」についての感想が4件掲載中です。実際に映画を観たレビュアーによる、独自の解釈や深い考察の加わった長文レビューを読んで、作品についての新たな発見や見解を見い出してみてはいかがでしょうか。なお、内容のネタバレや結末が含まれる感想もございますのでご注意ください。
とにかく愉快な麻生さん!
始まりは朝の明るいリビングで、”食べるミロ”をかき混ぜてつくる麻生さんと、河童が見えるというあっけらかんとした母・松阪さんの何気ない会話の風景。最初観たあとの印象は単純に面白かったということと、気分が落ち込んだときは「蛇口をひねって浴槽から水が溢れる前に中華を食べてくる」というバカバカしいけどテンションがあがる、というシーンでした。二度目に観た時には、映像の一瞬一瞬に丁寧に⁈(笑) 面白いものが画面の端々にあるのを見つけてまたウシシと笑ってしまいました。そしてメインの舞台は変わった風貌の風間杜夫さんが経営する骨董品屋というかガラクタ店。そこに登場する加瀬亮さん扮する電気屋なのにパンクなガス(名前)、高校時代の摩訶不思議な占マシーンを探しに来る和服美人の相田翔子さん。刑事役のクドカンさん。面白いなかに、ちょいちょい出てくるイイ言葉。他にも見た事ある名俳優さんたちがちょっとずつ出てきます。結構豪...この感想を読む
このユルさに癒される。
ジリ貧OLのハナメは、ある日実の父親が存在しているという事実を知り、父を訪ねて骨董屋を訪れるのだが・・・インスタント沼という不思議なタイトルが物語にどう関わってくるのかわからないまま、ストーリーがどんどん進みます。出てくる人たちはみんな、どこか気が抜けていて憎めない人たちばかり。大したことない事に大騒ぎして、一生懸命に進む姿はどこか滑稽なのに、見ているうちに温かい気持ちにさえなります。作中では色々名言が語られるのですが、これがけっこう考えられさせます。大きな事件が起きるわけでもないのですが、なぜか見終わったあとは元気が出る不思議な作品です。
麻生久美子さんの可愛さ炸裂!
タイトルからして、どんなお話なんだろうととても興味深々になる作品ですが、拝見して思った事。いろんな麻生久美子さんを拝見することが出来、そして、とにかく麻生久美子さん可愛い!ファンにはたまらない映画だと思うし、初めて麻生久美子さんを拝見された方は一気にファンになってしまうのではないかなぁと思いました。まず、映画のはじめで、ハナメの紹介を麻生さんがコメディータッチに演じてますが、とてもテンポがよく、思わずクスッと笑ってしまいました☆ “シオシオミロ”。。ちょっと挑戦してみようかな笑。ストーリー全体としては、とてもゆる~く、結構ぶっ飛んでる内容で矛盾だらけ。正直あまりストーリー自体は面白いのか?と思いましたが、豪華俳優陣の方々の演技力で“有り”な映画でした☆エンディングソングのYUKIちゃんの“ミスイエスタデイ”もとっても可愛くて、映画と合っていたと思います♪
脱力系コメディ!のんびりまったり何も考えたくないような時に◎
何にも考えず、家でまったりとピザでも食べながらのーーーびり観たいような脱力系ムービー。このような映画は好き嫌いが分かれますが、私はかなり好きです。まさにダラーと観てすっきりできる映画です。キャストも時効警察で三木聡監督とコンビを組んだ事がある麻生久美子さんはさすがの相性抜群な感じでぶっとんでいます。ホントにのびのびと演じられている気がして楽しくなります。また加地亮さんが超個性的な役で、始めの1時間加地さんだとは分からない程。分かった時は爆笑してしまいました。「それでもボクはやっていない」や「アウトレイジ」の加地さんと同一人物とは信じがたい感じです。冒頭にも書きましたが、のんびりと何にも考えないリフレッシュしたい休日に決まりの1本です。