何言うてんねん。アホ!逃げたらあかん!家は国家の礎や。まず、消火活動して、隣家の延焼を防ぐ。これが大事や!ドアホ!
西宮の町会長
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よみがな:たかやまみちひこ
西宮の町会長
西宮の伯母の家に厄介になることとなった14歳の清太と4歳の妹・節子。ある日、町会長の指導のもと、消火訓練に参加した清太は、自分が神戸で空襲にあった経験のもと、町会長に「空襲になったらとにかく無我夢中で逃げるしかないです。消火してる暇なんか」と言うと、町会長は怒って、こう言った。
高山道彦
ある日、清太が水汲みに道を歩いていると、家から飛び出してきた若い女性とぶつかりそうになった。その女性に「どこ行くんや」と二階の窓から声をかける学生・高山に呼ばれ、清太は高山の部屋を訪れた。高山は喘息持ちのふりをして徴兵を免れていた。高山は、今出ていった女性は未亡人で、些細なことで喧嘩したと清太に言い、こう続けて言った。